フェルスタッペン、滑りやすい路面に不満「ドライブしていて楽しくない……」タイヤの使い方が鍵に?
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1第3戦ポルトガルGPの初日フリー走行を終え、とても滑りやすいと、コースコンディションに不満を訴えた。
Max Verstappen, Red Bull Racing RB16B
Charles Coates / Motorsport Images
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1第3戦ポルトガルGPの初日フリー走行で上位につけたが、路面がとても滑りやすいと不満を訴えた。
ポルティマオ近郊のアルガルヴェ・サーキットは、コロナ禍の影響によるカレンダー変更で、昨年10月に初めてF1グランプリを開催した。しかしドライバーたちはレースウィークを通じてグリップが低いコンディションに悩まされた。新たに舗装された路面が滑りやすかったのだ。
今年のレースは春開催となったこともあり、温度の上昇と路面状況の改善が期待されたが、ドライバーたちは再び苦戦を強いられたようだ。
フェルスタッペンは、FP2でトップタイムを記録したルイス・ハミルトン(メルセデス)と0.143秒差の2番手となったが、路面の状態に不満を訴えた。
「ここのターマックは今回もかなり滑りやすくなっていて、とてもトリッキーだ」
そうフェルスタッペンは語った。
「みんな同じだと思うけど、ドライブしていてあまり楽しくない。マシンのフィーリングは良かった。明日に向けてまだやるべきことがあるのは確かだけど、全体的には問題ない」
フェルスタッペンはコンディションが昨年と「非常に似ている」とコメント。ダウンフォース削減やタイヤの構造変更では、グリップ不足の理由を説明できないと話した。
「タイヤが変わったし、昨年よりもマシンのグリップが減ったのは確かだけど、とてもトリッキーな状況だ」
「タイヤの準備や温度が重要だから残念だ。こんな風になるべきではない。でもさっきも言ったように、それは誰にとっても同じなんだ」
FP2でトップタイムを記録したハミルトンも、フェルスタッペンと同様の不満を抱いており、ピレリが持ち込んだタイヤの選択が保守的すぎたと感じたようだ。今週末のタイヤは、C1~C3というコンパウンドとなっているが、これは最も硬い組み合わせとなっている。
「昨年ここに来た時はタイヤが硬すぎたように感じていた。全体的に言って、今年もほとんど同じタイヤでここに来た感じだ」とハミルトンは語った。
「僕の意見では、コンパウンドが硬すぎると感じる。C2~C4の中間コンパウンドにすべきだったと思うんだ。でも、みんなが同じコンパウンドを使っているわけだから、なんとか乗り切れるだろう」
セルジオ・ペレスは、チームメイトであるフェルスタッペンと0.5秒差の10番手でFP2を終えたが、コンディションがトリッキーなことを考えると、タイヤを上手く機能させることに集中して、データを分析することになるだろうと語った。
「基本的には昨年の路面と似たような状況だよ」
「このようなコンディションでタイヤを機能させるのはとても難しい。だから、タイヤに何が起きているのかの理解に集中することになるだろう」
「ミディアムタイヤでのペースは良かったと思う。でもその後、ソフトタイヤに履き替えてからはラップタイムが出なかった。あのセットを使った時に何が悪かったのかを分析して、予選に向けて解決していきたいと思う」
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