フェルスタッペン、レッドブルによるメルセデスの”上級スタッフ引き抜き”にコメント「新たな挑戦を求めるのは普通」
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、メルセデスから多くのスタッフがレッドブル・パワートレインズに移籍することを決めたことについて、「その心境は理解できる」と語った。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
レッドブルは今年の2月、ホンダのパワーユニット(PU)生産を、新会社レッドブル・パワートレインズに引き継ぐことを発表した。このレッドブル・パワートレインズは、2025年から導入が予定されている新規格のパワーユニットを開発・製造するという重要な使命も負っている。
レッドブルはこの発表以降、メルセデスからPU開発に関するエンジニアを多数引き抜き。新たにテクニカル・ディレクターに就任するベン・ホジキントンをはじめ、これまでの合計6人のスタッフが移籍することが発表されている。
レッドブルのドライバーであるマックス・フェルスタッペンはこの動きについて「興味深い」と語ったが、長く同じチームで働いてきた人々が、新たな挑戦を他チーム移籍によって求めるのは「ごく普通のことだ」と語った。
「ひとつのチームが、これほどまで長い間支配的だった場合、そのチームにいる人材を獲得しようとするだろう」
そうフェルスタッペンは語る。
「でも僕らの側から見れば、参加するのが非常に興味深いプロジェクトだと思う。長い間同じ場所にいると、新しいことに挑戦してみたいと思うこともあると思う」
「それは、理解できることだろう」
レッドブルは、2025年から新たなPU規則が導入された際に、外部のメーカーと協力する可能性を排除していない。しかし現時点では、この新規則のPUも自社内で設計・製造する計画を立てている。
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは以前、チームが自身の運命を完全にコントロールできるようにするためにも、マシンとPUを同じ組織の中で用意することのメリットについて語った。
フェルスタッペンは、レッドブル・パワートレインズがPUを開発することについて、自身の将来に向けてどんなことを意味しているのか……それについて尋ねられると、次のように語った。
「素晴らしいことだよ」
そうフェルスタッペンは言う。
「もちろん、チーム内で話し合っている。それはエキサイティングな未来だと思うし、もちろんその一部になりたいと思っている」
「もちろん、それがどんな所に繋がっているのかは分かっている」
メルセデスのルイス・ハミルトンは、ライバルであるレッドブルが、メルセデスのスタッフを引き抜いていることについては、驚くことではないと語る。
「それを考えるのに時間をかけようとは思っていない」
そうハミルトンは語った。
「背景には、様々なことがあると思う。そして、僕にはトト(ウルフ/メルセデスのチーム代表)という最高の味方がいる。彼は、可能な限り最善の形でそれをマネジメントするために動くだろう」
「僕らのチームにいる全てのスタッフは、間違いなく素晴らしい人材だ。誰もがそれを欲しがるのは、当然のことだと思う。僕らは共に、多くの成功を収めてきた」
「チームを離れる人たちがいるのなら、彼らの幸運を願っている。僕らは誰しもが、自分自身の人生を歩み、自分にとって正しい決定を下さなければいけない。しかし、僕らは巨大なチームだ。大きなチームでの戦いであり、個人の戦い、あるいは5人で戦うわけじゃない」
「僕らはそれでもまだ、団結した驚くべき才能を持ったスタッフを数多く抱えている。そして、チャンピオンシップに勝つことに集中しているんだ」
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