フェルスタッペン、スプリント予選は完勝もトップスピードは不足気味「決勝は良い戦いになるかも」
F1第10戦イギリスGPのスプリント予選レースを制したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、トップスピードが少し不足していると明かした。
写真:: Red Bull Content Pool
F1第10戦イギリスGPで、F1史上初の試みとなるスプリント予選レースが行なわれ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがトップチェッカー。決勝のポールポジションを獲得した。
金曜日に行なわれたノックアウト予選では、ルイス・ハミルトン(メルセデス)にわずかに及ばず、2番手だったフェルスタッペン。スプリント予選レースでは好スタートでトップを奪うと、そのままハミルトンにスキを与えず逃げ切った。
しかしフェルスタッペンがグリッドについた際、フロントのブレーキからは煙が上がっており、スタートを待っている間にさらに状況が悪化。オンボード映像を見ると、フロントタイヤ付近から火も上がっていたのだ。
見事なスタート&逃げ切りを見せたフェルスタッペンも、ターン3まではブレーキに問題ないかどうか確信が持てなかったと認めた。
「ああ、本当に心配だったよ」と、フェルスタッペンはスプリント予選後に語った。
「ちょっとした火事なら大丈夫だけど、かなりひどくなっていたから、ミラーで後ろのクルマを見て、彼らがスピードを上げて(早くグリッドについて)くれることを願っていたんだ」
「もちろん、ターン3への進入ではブレーキが効くかどうか分からなかった。でも幸い、それほど大きなダメージはなかった」
「ブレーキが燃えている時に、グランドスタンドで写真を撮っている人を何人か見たと思う。間違いなく、良い写真が撮れたと思うよ!」
フェルスタッペンはオープニングラップでこそハミルトンに迫られたものの、その後は全く危なげなくレースをコントロールした。
しかし彼は、金曜日のFP1後にダウンフォースを高めに設定したことから、ストレートスピードが不足していると認めた。
「今週末のレッドブルは、金曜日の練習走行後にダウンフォースを強めに設定したため、ストレートスピードが不足している」
「フリー走行をたった1回やっただけで、何も変更することができなくなる。うまくいかなかった場合には行き詰まってしまうと思う。だから僕たちはストレートスピードが少し足りないんだ」
「だからこそ、コーナーでタイムを稼がなくてはいけない。でも(スプリント予選レースでは)少なくともいつもよりプッシュしていたので、ペースは良かったと思う」
「決勝レースではピットストップがある。2回ピットストップするかもしれないし、またいい戦いになるかもしれない」
フェルスタッペンは、スプリント予選レースを行なうフォーマットではフリー走行1回でパルクフェルメ状態となり、セットアップを変更できなくなることで、運の要素が強くなると考えている。
「僕たちはスケジュールについては再検討する必要があると思う。クルマを変えることができないのに、FP2を行なうのは少し間違っていると思う」
「もしこのフォーマットでスプリント予選レースを続けていくなら、フリー走行1回だけでセットアップを決めなければいけないというのは、ちょっと運の要素が大きいと思う」
「もちろん、それが有利に働くこともあれば、不利に働くこともあるだろう。今週末はこれまでのところ、あまり良い結果にはなっていない」
「自分たちのことを見つめ直して、もっと良くできることがないか確認しなければいけないけど、もしもう一度やり直せるなら、もう少しトップスピードを上げたいと思う」
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