「フェルスタッペンの失速の原因が判明。破損したパーツがバージボードに……
F1シュタイアーマルクGPで3位に終わったマックス・フェルスタッペンのマシンについてレッドブルは、破損したフロントウイングのエンドプレートがバージボードに引っかかって、さらなるパフォーマンス低下を招いたと説明した。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
レッドブルリンクで行なわれたF1第2戦シュタイアーマルクGPで、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは首位を走るルイス・ハミルトン(メルセデス)を追いかけていた。しかしながらレース終盤、縁石に乗った際にフロントウイングにダメージを受け、ペースダウン。バルテリ・ボッタス(メルセデス)に交わされ3位フィニッシュとなった。
レッドブルはフロントウイング翼端板のダメージがフェルスタッペン車のパフォーマンスに影響を与えたことにすぐに気付いていたが、レース後にはバージボードの重要な部分にもダメージがあったことが判明した。エンドプレートがバージボードに引っかかってしまっていたのだ。
レッドブルのチーフエンジニアを務めるポール・モナハンはレース後、フェルスタッペンが直面していた問題の大きさについて説明した。
「黄色い縁石にぶつかったことで、エンドプレートの底の部分が外れてしまったんだ」と彼は語った。
「それがバージボードに引っかかる形となった。それも良くなかった」
「だからフロントウイングのエンドプレートにパーツがぶら下がっているだけでなく、フットプレートがバージボードに挟まっている状況だった」
「リヤウイングにも少しダメージがあった。いくつかのパーツが振動によって外れてしまったのではないかと考えられている。だからレースにマシンを持ち込んだ時の状態と、レース後のマシンとでは状態が異なっているんだ」
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、フェルスタッペンが縁石に乗った後にパフォーマンスを失ったことをデータ上で即座に確認したが、それによってどれほどタイムロスに繋がったのか正確には確認できなかったという。しかしながら、マシンバランスを乱したことでタイヤの寿命に影響が出たのは確かだと考えている。
「ターン9の出口にその縁石があったんだ」とホーナーは言う。
「オペレーションルームにいる人たちは、即座にダウンフォースを失ったことに気付いた」
「レース後にマシンがパルクフェルメに戻ってくるまでは、そのダメージの大きさに気付くことができなかった。だからそれがタイヤの寿命にどのような影響を与えたかは、データを見てよく理解する必要がある」
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