ロズベルグを皮肉ったフェルスタッペンのコメントにハミルトン「お腹痛い!」と“爆笑”
ルイス・ハミルトンは、マックス・フェルスタッペンがニコ・ロズベルグを“新ジャック・ビルヌーブ”と揶揄したことに対し、爆笑したとSNSに投稿した。
写真:: Paolo Belletti
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、ベルギーGPで起こったキミ・ライコネン(アルファロメオ)との接触について批判的な意見を展開した元F1ドライバー、ニコ・ロズベルグを“新ジャック・ビルヌーブ”だと揶揄した。
ロズベルグは2016年、当時チームメイトだったルイス・ハミルトン(メルセデス)との激戦を制し、初のワールドタイトルを獲得。シーズン終了後に電撃引退を発表すると、現在は自身のYouTubeチャンネルを通して評論を展開している。フェルスタッペンは彼のその姿が、同じくF1界の“ご意見番”となっている1997年のワールドチャンピオン、ジャック・ビルヌーブと重なって見えると皮肉交じりに表現したのだ。
そのコメントに対し、ハミルトンがSNS上で反応。自身のインスタグラムにフェルスタッペンの記事のスクリーンショットを投稿し、「ブラボー!」のスタンプと、「これは(面白すぎて)お腹が痛いよ!」とのコメントを添えた。
ハミルトンはモンツァでこの件についてコメントを求められ、次のように答えた。
「正直、そんなに深く考えた投稿ではないんだ」
「僕はそれ(フェルスタッペンの発言)が面白いと思ったんだ。マックスは面白い奴だし、それを見たときは爆笑してしまったよ」
「僕たちドライバーは皆、外野から批判されることに対して不満に思っている。ただ同時に、そういった批判があることも覚悟している」
「なのにドライバーを引退すると、批評家に転身するんだ。その動きは面白いよね」
「残念なことに、ドライバーは引退することで部外者になってしまうので、最終的に彼らがスポットライトを浴び続けるには、他人のライトを利用しなければならないんだ。それがスポーツ界でのやり方だと思う」
また、“新ビルヌーブ”と呼ばれた当のロズベルグ本人は、次のようにコメントしている。
「ビルヌーブは毎週末パドックで話題になるよね。ドライバー個人を痛烈に批判していて、良いやり方だとは思わない」
ロズベルグは以前、フェルスタッペンがベルギーGPのスタート直後にライコネンと接触し、マシンにダメージを負いながらもオー・ルージュ、そしてラディオンに全開で飛び込んでいったことを批判していた。
「僕ならアクセルを緩めて注意を払っていただろうけど、彼は全開だった。ただの鉄球は最初はまっすぐ進んでも、いずれ道を逸れてしまうんだ」
ロズベルグはジョークを交えてそう語った。
「だから僕はそうコメントしたんだ。彼はそういう(慎重な)ドライブが好きじゃなかったんだ」
一方のフェルスタッペンは、オンボード映像では自身がオー・ルージュ〜ラディオン手前で減速しているのが映し出されていると主張し、全く無責任なドライビングをしていた訳ではないと語った。
「トラックロッドが曲がってしまっていたので、ピットに戻るためにゆっくりと走っていた。でもそれが壊れてしまって、オー・ルージュ(ラディオン)でぶつかってしまったんだ」
「タイヤが動き始めていて、なんとか操縦しようとしたけど、何も出来なかった」
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