ベッテル、2022年F1新車は「これまでとは全く別の”動物”」と表現。課題山積み?
セバスチャン・ベッテルは、アストンマーチンF1の2022年用マシンAMR22は、これまでとは”全く別の動物”であり、トップチームとの差を縮めるには、まだまだ登るべき山があると語る。
写真:: Alessio Morgese
カタルニア・サーキットで行なわれているF1のプレシーズンテスト2日目、アストンマーチンのセバスチャン・ベッテルは総合6番手でセッションを終えた。そのベッテルは今季マシンAMR22について、これまでとは”別の動物”であり、別の方法で飼い慣らさなければならないと語った。
「正直に言って、理解すべきことはまだ本当にたくさんあるんだ」
そうベッテルは語る。
「これは完全に異なる動物であり、別の方法で飼い慣らされたいんだろう。それはドライビングに関しても、オペレーションやセットアップにも同じことが言える」
「僕らはいくつかのことを試してみた。他の人たちも直面しているように、いくつかの大きな課題と問題がある。だから解決策を見つける必要があるんだ」
「これまでとは別の形でドライブして欲しいと思っているマシンについて、学ぶことはまだたくさんあるし、ドライビングスタイルも色々と試している。同様に、マシンに対しても色々なことを試している。抱えている問題のいくつか、そして直面している課題に対する解決策を見付けようとしているんだ。だから、すべきことがまだたくさんある」
「まだまだ急で、高い山を登らなきゃいけない。それに向け、みんな全開だ。頂を見上げている間はそんなことは言えないかもしれないけど、このチャレンジは楽しいと思う。そしていつの日か、できればシーズン開幕までに、その頂に到達できるといいね」
「とにかく、長い1年になると思う。このマシンを学び、特定の問題を抱えているという点では、おそらく全員が同じ状況にあると思う。でもこれまでのところ、全てが良い感じで進んでいる」
ベッテルは、2005年に初めてF1マシンをドライブ。その後、2006年には公式セッションデビューし、2007年のアメリカGPでBMWザウバーからレースデビューを果たした。
以後様々な世代のマシンを試してきたベッテルだが、今季のマシンには多くの新しいことがあるという。
「このマシンは、これまでとは非常に異なっている」
そうベッテルは語った。
「マシンに乗っている時のポジションは、これまでとは大きく異なる。ホイールが大きいし、その上にフェアリングが存在する。だから視界が全然違うんだ。そういうのにはすぐに慣れる。でも、ドライビングの仕方は異なるんだ。僕もまだ、色々と試しているところだ」
「全ての周回が完全に同じというわけではない。戦いを仕掛けなきゃいけないからね。でも基本的には問題ない。それには慣れてきている。ただ、僕らの今のポジションがどこなのかは分からない」
「最終的には、各チームの戦闘力が接近していることを願っている。それが主なことだ。昨年の僕らは、大きく遅れていた。集団に加われていない時は、面白くないこともあった。今年はもっと違いを生むことができることを願っている」
「信頼性に問題はなかった。それについては、問題になることは何もなかった。課題となっているのは、マシンはハンドリングの時の挙動などだ」
ベッテルは、アストンマーチンが他のチームと同じように、車高を低くするという課題に対処しなければならないことを認めた。
今回のテストでは、メインストレートで上下に揺れてしまう”ポーポイズ現象”に悩まされているチームがあると言われている。一方で、ボトミングによりフロアにダメージを負ったチームもある。
「明らかに、このマシンは地面に近い方が良いようだ。それはこれまでとは異なるが、他のマシンがストレートで上下に跳ねているのも見た。それに僕らも含まれているみたいだ」
「僕らは学んでいる真っ最中だ。この段階では、僕らが他のチームよりも良いのか悪いのかを判断するのは難しい」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments