アストンマーチン、”コンセプト変更”もQ1敗退……それでもベッテル「正しい道だと信じている」
セバスチャン・ベッテルは、F1スペインGPで予選Q1敗退したにも関わらず、アストンマーチンがマシンのコンセプトを変えたのは正しいことだったと主張している。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
シーズン序盤の苦戦を経て、F1スペインGPに大胆なアップデートを持ち込んだアストンマーチン。特にサイドポッドは一変しており、レッドブルにかなり近いスタイリングに変化した。
”グリーン・レッドブル”とも揶揄されるほど、アップデート各所のデザインがレッドブルのモノと似通っていることから物議を醸したが、事前に開発プロセスをチェックしたFIAは問題ないと判断している。
肝心のパフォーマンスだが、予選ではセバスチャン・ベッテル、ランス・ストロール共にQ1を突破することができなかった。Q3進出を目標に掲げていたベッテルはバランスに苦しみ16番手、ストロールはさらに後方の18番手となった。
ベッテルはQ1でノックアウトされたことについて、無線で驚きながらも、アップデートの方向性は正しかったと明言している。
「結果を見れば、それほど違いはない。でも、すぐにパフォーマンスが大きく向上するわけではないことは分かっていたんだ」
「僕たちはこのコンセプトを信じている。そして、これからもっと進歩していくと確信している。まだ早いよ。基本的には昨日走ったばかりの、新しいクルマなんだ」
「まだ理解できていない。予選では良い感触があったと思うんだけど、リヤのフィーリングが得られなくて、リヤエンドを信頼するのに苦労した。言ってみれば、カーバランスが悪くて、ペースが落ちていたんだ。リヤが動きすぎていた」
「プラクティスの時のような、あるいは僕が必要だと思うようなスピードを出せなかった」
ベッテルは、新しいマシンからより多くのラップタイムを引き出すために必要なことをよりよく理解するためにも、自分自身とチームにもっと時間が必要だと考えている。
また、今週末の気温が予想以上に高くなっていることも、苦戦の要因のひとつとなっているという。
「僕たちは、新しいページからスタートしているんだ」
「基本的に昨日クルマをシェイクダウンしたところだから、これまでとはまったく違う。でもこの道には自信がある」
「ラップタイムが良くないのは分かっているけれど、暑かったから1本目の走行の後、誰もラップタイムを更新していなかった」
「僕はもっと良い1日になると期待していた。10番手くらいを期待していたから、驚いたよ」
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