ベッテル、環境への取り組みをますます進める「人に見てもらうためにやっているわけじゃない!」
アストンマーチンからF1に参戦中のセバスチャン・ベッテルは、自身の環境への取り組みは「人々に見てもらうため」でははく、地球の将来のための「信頼できる」計画に興味を持ったからだと語る。
アストンマーチンのセバスチャン・ベッテルは今シーズン、ことあるごとに環境についての関心について語り、さらに多くのイベントにも参加するなどしている。
そのベッテルは環境問題に取り組んでいるのは多くの人たちに見てもらいたいからではなく、純粋に自身の興味から来ているモノであり、関わるプロジェクトが信頼できるモノであるかが非常に重要だと語った。
ベッテルは昨年新型コロナウイルスが世界中に蔓延し、F1のレースも開催されないことになった間、バイオ農業のインターンシップを完了。その後、オーストリアGPの前には蜂のホテルを建てるイベントに参加し、さらに今年のオランダGPとイタリアGPの合間にはアイスランドを訪問し、大気中の二酸化炭素を取り出して貯蔵する計画のイベントにも出席した。
またベッテルは、今年のイギリスGPの後にはグランドスタンドでゴミ回収作業を手伝い、オランダGP前には、F1が未来の気候について考える必要があると主張した。
そのベッテルはロシアGPの際にインタビューに応じ、自身がF1ドライバーであるということは、環境問題についてのメッセージを広める上で役立つかもしれないと語りつつも、信頼できるプロジェクトに参加することが何よりも重要だと語った。
「僕は、誰かに見てもらうためだけにそういうことをやっているわけじゃない」
そうベッテルは語った。
「僕が常に確認しておきたい最初のことは、実際に僕が何をするにしても、それが理に適っているということだ。そしてそれが、実際に僕らがいる場所、そしてしていることの全てを助けることに繋がるんだ」
「ミツバチに関することを話す必要がある。僕らはミツバチが住める場所、そして戻ってくるための場所を作ったんだ。それが、常に最大の関心事なんだ」
「人々が興味を持ってくれるなら、それは素晴らしいことだ。それによって他の人たちにも、それについて考えたり、活動や行動に疑問を投げかけたり、それにどう貢献するかなど……同じようなことをするように促すかもしれないからね」
「でも僕にとっての最優先事項は常に、それが理に適っているということを信頼できるかだと思う。何をすべきかということを話すのも素晴らしいことだけど、自分自身もそれをする必要があると思う」
「そうでなければ、それは本物ではないと思うんだ」
ベッテルの昨年までの所属チームであるフェラーリのマッティア・ビノット代表は、同チームに所属中から、ベッテルの環境への関心が高まっている兆候があったと語る。
「ここ数シーズン、彼はそれらのトピックに対して敏感になっていったと思う」
そうビノット代表は語った。
「彼はそういうことについて話していた。だから我々はそのことについて知っていた。歳を重ねれば、通常はそういう話題について敏感になるモノだ。それは素晴らしいことだよ」
「彼は確かに多くの努力を払っているし、それに注目している。それは驚くべきことではないが、そういう活動を見るのは素晴らしいことだ」
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