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ウイリアムズFW14Bでデモ走行したベッテル「まるで5歳の頃に戻ったみたい」と興奮。持続可能燃料の早期投入を訴える

セバスチャン・ベッテルは、F1イギリスGPの決勝レース前に、1992年にナイジェル・マンセルが走らせたウイリアムズFW14Bでデモラン。「5歳の頃に戻ったみたい」と感想を語った。

Sebastian Vettel, Williams FW14B Renault

写真:: Dom Romney / Motorsport Images

 F1イギリスGPの決勝レース前、アストンマーチンのセバスチャン・ベッテルは自身が所有する1992年のF1チャンピオンマシン”ウイリアムズFW14B”をドライブ。その走行を終え「まるで5歳の頃に戻ったみたいだ」と語った。

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 ウイリアムズFW14Bは、リ・アクティブサスペンションをはじめとした様々なハイテクデバイスを搭載し、1992年にナイジェル・マンセルとリカルド・パトレーゼがドライブ。圧倒的な強さを発揮し、マンセルがドライバーズタイトルを獲得、チームもコンストラクターズタイトルを獲得した。しかもマンセルがタイトル獲得を決めたのは、16戦中11戦目という早さだった。FW14Bという車名は、今も最強マシンの代名詞として語り継がれている。

 ベッテルはこのFW14Bを、2020年にオークションで購入。しかし今回の走行に合わせてシェイクダウンを行なうまで、実際に走らせる機会はなかった。

 今回ようやく叶ったデモ走行では、ベッテルがコクピットに乗り込んでシルバーストン・サーキットを数周走行。ルノーのV10サウンドを轟かせた。今年はマンセルが1992年チャンピオンを獲得し、同年のイギリスGPを制してから30年目という節目の年、しかもこのマシンにはカーボンニュートラル燃料が使われるなど、様々な面で意義のあるモノとなった。

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 走行を終えたベッテルがシルバーストンのメインストレートにマシンを停めると、ゲストとしてグランプリに訪れていたマンセルがこれを出迎えた。そしてルイス・ハミルトンやミック・シューマッハー、ジョージ・ラッセルらもメインストレートを訪れ、さらにF1のCEOであるステファノ・ドメニカリやFIA会長のモハメド・ベン・スレイエムらもこの輪に加わった。

 ベッテルは今回のデモ走行について、次のように語った。

「彼(マンセル)がそこにいて、僕を待っていてくれるなんて、とても特別なことだった」

「音も他の全てのことも、30年前に戻ったような感じだった。5歳の頃に戻ったように感じたよ」

「今回はカーボンニュートラル燃料を使って走行を行ない、そして興奮を沸き立たせることができたのは、素晴らしいことだった。でも、もっと責任のある形でもそれを行なうことができるはずだし、それは僕にとってもとても重要なことだ」

「30年前にナイジェルはここで勝った。僕はその時のクルマを持っている。今回のアイデアを思いついた時、ただリソースを浪費することはしたくなかったんだ。だから、走行をするためのより良い方法を考えることにした」

「今回チャンスを得られたことを、とても誇りに思っている。誕生日だったのは、最初は気付かなかったんだ(デモ走行が行なわれた7月3日は、ベッテルの35歳の誕生日だった)」

 ベッテルは、全F1ドライバーの中でも、特に環境問題について声を挙げているひとりだ。そして、F1の持続可能性を向上させることの必要性を主張し続けている。

 今回のFW14Bの走行にはカーボンニュートラル燃料が使われたが、F1も新しいパワーユニットレギュレーションが導入される2026年から、100%持続可能燃料に切り替えることを計画している。これについてベッテルは「無駄にできる時間はない」と語り、一刻も早く持続可能燃料に切り替えるべきだと主張する。

「2026年に導入が予定されている」

 そうベッテルは語った。

「すぐに変更することについて、誰もが簡単に同意できるわけではないことは理解している。でも最終的には、できるだけ早く導入することが、正しい決断に繋がることになるだろう」

 
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