フェラーリ、“迷走”した改良に答え? 「混乱を経て学んだ」とベッテル

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フェラーリ、“迷走”した改良に答え? 「混乱を経て学んだ」とベッテル
執筆:
2019/07/12 3:46

アップグレードにいくつかの“混乱”が見られたフェラーリだったが、セバスチャン・ベッテル曰く、現在では明確になった部分も多いという。

 フェラーリは今季、ライバルであるメルセデスに完全に遅れをとっていることから、空力面の変更に焦点を当てている。第8戦フランスGPでは、いくつかのアップグレードを持ち込んだ。

 しかし、金曜フリー走行を終えた後、フェラーリは期待した結果が得られなかったとして、新しいフロアを取り除いた。その後さらなる分析を行った結果、ドライバーのセバスチャン・ベッテル曰く、第10戦イギリスGPに向けて状況は好転しているという。

「混乱を経て、僕たちは多くを学んだと思う。フランスGPではうまくいかなかった部分もあると思う」とベッテルは語った。

「オーストリアでは、チューニングで何が間違っていたのか、そして何を変更する必要があるのか、ある程度明らかになったと思う」

「間違いなくこれからの数週間は、僕たちの今後を占うものになる。残念ながら、持ち込んだ全てのものが期待通りの効果をもたらすとは限らないし、それはごく普通のことなんだ。あるパーツは期待以上で、あるパーツは期待以下だったりする。僕たちはただ、自分たちの進むべき道を理解する必要があるんだ」

 そんなフェラーリとベッテルだが、開幕から8戦連続でメルセデスが勝利を収めたこともあり、彼らのタイトルの望みはほぼ無くなってしまったと言っても過言ではない。第9戦オーストリアGP終了時点でのコンストラクターズランキングでは、トップのメルセデスが2位のフェラーリに135点差をつけている。なお、オーストリアでは1レースの獲得ポイントで初めてフェラーリがメルセデスを上回った。(フェラーリ30点、メルセデス25点)

 一方ドライバーズチャンピオンシップに目を向けると、ベッテルは首位のルイス・ハミルトン(メルセデス)と74点差の4位につけている。これはほぼ3レース分の差であり、ベッテルの3連勝かつハミルトンの3連続リタイアでようやく追いつく点差だ。

 昨年のイギリスGPでは、ポールシッターのハミルトンが接触により後退したこともあり、ベッテルが勝利を収めている。彼は今年のレースの展望を次のように語った。

「今年僕たちは、これまでアップダウンの激しいシーズンを過ごしているので、明日(金曜日)どの位置にいるのか、そしてマシンのフィーリングはどうなのかはわからない」

「ただ僕はとても楽観的だ。ここ数週間は比較的良い流れできているので、うまくいけばそれを継続できるだろう」

 メルセデスはオーストリアGPで苦戦し、冷却系に問題があることが発覚した。しかしベッテル曰く、フェラーリはその事実に決して浮かれてはいないという。

「どのチームもある程度、成績の上下があるというのは普通のことだと思う」

「僕たちには常に希望があると思う。チームとして変わろうとしているんだ。ここ5年間で僕たちが何度成功したかわからない」

「予測など関係なく、それ(タイトル)が僕たちの目標なのは間違いないんだ」

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ドライバー セバスチャン ベッテル 発売中
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執筆者 Scott Mitchell
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