速報ニュース

F1

チームオーダー無視は正義か悪か……ベッテル「自分のために戦うべき時もある」

セバスチャン・ベッテルはこれまでのF1キャリアでチームオーダーを巡る問題に度々直面しているが、状況次第では自分のために戦う必要があると語った。

Scott Mitchell Roberto Chinchero

編集: 2019/11/14 7:43

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Sebastian Vettel, Ferrari, and Charles Leclerc, Ferrari

 フェラーリは今季、4度の世界王者であるセバスチャン・ベッテルと新加入のシャルル・ルクレールという布陣で戦っているが、レース中に度々チームオーダーを発令している。これについてチーム代表であるマッティア・ビノットは、ドライバーをコントロールすることができれば、フェラーリにとって利益になると繰り返し主張している。

 しかしながら、そのチームオーダーは時折裏目に出た。ロシアGPのスタートではポールポジションのルクレールが3番グリッドのベッテルにスリップストリームを使わせ、ワンツー体制を築くという作戦に出たが、勢い余ってベッテルが首位に立ってしまった。ベッテルはその後、ルクレールにポジションを譲るようチームから指示を受けたが、それに従わなかった。

 これはベッテルがレッドブルに所属していた2013年のマレーシアGPを思い起こさせる出来事だった。このレースでベッテルは、順位をキープせよというチームオーダーに従わず、チームメイトだったマーク・ウェーバーをパスして優勝した。

 ベッテルはロシアGP終了後にチームと議論した結果、自身が間違っていたことを認めたが、レース直後はチーム内の合意に違反したとは思っていなかったようだ。

「マシンの中では全てのことを把握するのが難しいんだ」とベッテルは語った。

「それは状況によって異なる。だから『あれは正しかった。あれは間違っていた』と決めつけることはできないと思う」

「マークとチームメイトだった時(2013年)を振り返ると、間違いなく状況は異なっている。何故なら僕たちはチームとして既に何年も働いていたからだ。僕たちの関係がうまくいっていたとは思わないけどね!」

「そしてその時(マレーシアGP)が来て、頼みごとをされた。僕はそれまで彼(ウェーバー)から何の手助けも受けてこなかったのに、なぜそれを引き受けなきゃいけなかったんだろう?」

「そういうわけで、今回は少し異なった状況だったけど、最終的に自分を守れるのは自分だけなんだ。時には自分が正しいと思ったことを貫くために、自分のために行動する必要がある。最終的にそれが正しいことだったのか間違ったことだったのかは、また別の話だ」

 ベッテルはまた、現在のF1は“チームスポーツ”の色が強くなってしまったため、ドライバーの利己的な一面があまり見えなくなってきていると語った。2015年にフェラーリに加入して以降は、特にチーム最優先である必要性を感じているようだ。

「特に現在では難しい問題のひとつだ」とベッテルは続けた。

「70年代、80年代、そして90年代と比較すると、あの頃はドライバーが主役だったように思う」

「もちろん当時もチームありきのドライバーだったが、今では昔以上に、自分をサポートしてくれる様々な人たちに対する責任があると思う」

「それは特にフェラーリで顕著だ。ここでは“チーム”が他の何よりも大きな存在だと言っても過言ではない。もちろんドライバーよりも大きい」

Read Also:

Podium: race winner Sebastian Vettel, Red Bull Racing, second placed Mark Webber, Red Bull Racing

Podium: race winner Sebastian Vettel, Red Bull Racing, second placed Mark Webber, Red Bull Racing

Photo by: XPB Images

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 マッサ&フィッティパルディ、アイルトン・セナの愛機を駆る

次の記事 エンジンオイル不正燃焼への取り締まり強化続く。FIAが新たな技術指令を発行

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Scott Mitchell



【特集:オリンピックとモータースポーツ】元F1ドライバー、マッサの野望。2024年パリ五輪で電動カートの競技入りを目指す

Kart

Kart 2021/07/29

【特集:オリンピックとモータースポーツ】元F1ドライバー、マッサの野望。2024年パリ五輪で電動カートの競技入りを目指す



小規模チームと未来のF1のため。フェラーリは”犠牲”になると主張

F1

F1 2020/01/07

小規模チームと未来のF1のため。フェラーリは”犠牲”になると主張



今後も“カオスなレース”が中団争いの鍵に? アルファロメオは取りこぼし悔やむ

F1

F1 2020/01/05

今後も“カオスなレース”が中団争いの鍵に? アルファロメオは取りこぼし悔やむ

More from

セバスチャン ベッテル



ベッテル、自身の最年少チャンピオン記録破ったアントネッリにお祝い「今は思い切り楽しんで!」

F1

F1

メキシコシティGP

4 時間前

ベッテル、自身の最年少チャンピオン記録破ったアントネッリにお祝い「今は思い切り楽しんで!」



F1レギュレーション”批判多数”の風潮に待った? ベッテルの金言。「全て賛同するわけじゃないが……F1には責任がある」

F1

F1 1 ヵ月前

F1レギュレーション”批判多数”の風潮に待った? ベッテルの金言。「全て賛同するわけじゃないが……F1には責任がある」



ベッテル、アントネッリの最年少チャンピオンを応援「記録は破られるためにあるんだ!」

F1

F1

スペインGP

1 ヵ月前

ベッテル、アントネッリの最年少チャンピオンを応援「記録は破られるためにあるんだ!」

More from

フェラーリ



ハミルトン、優勝逃す大きな要因となったチームメイトバトルに不満露わ「真剣な話し合いが必要」

F1

F1

メキシコシティGP

11 時間前

ハミルトン、優勝逃す大きな要因となったチームメイトバトルに不満露わ「真剣な話し合いが必要」



オーバーテイクはほぼ不可能? 3番グリッドのルクレール警戒「最初の数コーナーで結果が決まるかも」

F1

F1

メキシコシティGP

1 日前

オーバーテイクはほぼ不可能? 3番グリッドのルクレール警戒「最初の数コーナーで結果が決まるかも」



ハミルトン、フェラーリ移籍後初のPP獲得! 41歳ポールシッターはマンセル以来「今でもこの仕事が大好きだ」

F1

F1

メキシコシティGP

1 日前

ハミルトン、フェラーリ移籍後初のPP獲得! 41歳ポールシッターはマンセル以来「今でもこの仕事が大好きだ」

最新ニュース



ベッテル、自身の最年少チャンピオン記録破ったアントネッリにお祝い「今は思い切り楽しんで!」

F1

F1 F1

メキシコシティGP

4 時間前

ベッテル、自身の最年少チャンピオン記録破ったアントネッリにお祝い「今は思い切り楽しんで!」



ヤマハのMotoGPカタールGPボイコット……F1の中東2連戦にはどんな影響が?

F1

F1 F1

カタールGP

4 時間前

ヤマハのMotoGPカタールGPボイコット……F1の中東2連戦にはどんな影響が?



平川亮、繰り上がりで10位入賞。初のF1レースも体力的には全く問題なし「これが耐久レースドライバーの力です!」

F1

F1 F1

メキシコシティGP

4 時間前

平川亮、繰り上がりで10位入賞。初のF1レースも体力的には全く問題なし「これが耐久レースドライバーの力です!」



アコスタ、マレーシア2位は「精一杯の結果。マルク・マルケスにはもう少し近づきたかったけどね」

MotoGP

MGP MotoGP

マレーシアGP

5 時間前

アコスタ、マレーシア2位は「精一杯の結果。マルク・マルケスにはもう少し近づきたかったけどね」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録