ベッテル、まさかのミスでリタイアも「眠れない夜にはならない」と前向き
フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、ドイツGPでの優勝を逃したものの、今夜眠れないようなことはないだろうと話した。






雨に足を掬われるような形で、ドイツGPの優勝を逃したセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)だが、悔しさから今夜眠れないようなことはないだろうとコメントした。
ベッテルは、ドイツGP決勝をポールポジションからスタート。一時はチームメイトのキミ・ライコネンが先行するが、ポジションを入れ替えてからは首位を快走し、タイトル争いのライバルであるルイス・ハミルトン(メルセデス)とのポイント差をさらに広げようとしていた。
しかしレース終盤に入り、雨粒が落ち始めるとスピンするマシンが続出。そして52周目終わり、多くのドイツ人ファンが見守るスタジアムセクションで、ベッテルのマシンはコースオフ。そのままタイヤバリアに突き刺さり、リタイアとなってしまった。
TVクルーに囲まれ、この残念な結果にどう対処するか訊かれたベッテルは「僕はバリアに突っ込んだ。そしてそこから出られないと気付いた。それに、どう対処しろって?」と答えた。
「僕が大きなミスをしたとは思わない。だけど、リタイアに終わってしまったから、レースには大きな影響を与えた」
「でも、僕がミスしてしまったことで、眠れなくなるような夜を過ごすことはないと思う」
「その時までは全てがうまくいっていたから残念だ。僕たちには雨は必要なかった」
ベッテルは、ポールポジションを獲得しレースをリードすることができたことから、フェラーリのパフォーマンスをポジティブだと感じ、ドイツを離れることができると語った。
「僕たちは強力なマシンを持っている。だから、他の誰よりも自信を持つことができる」
「とてもポジティブな週末だった。たったひとつ、僕のミスを除いて」
「チームに謝る。彼らは全てを適切にこなして、僕の手に委ねてくれた。小さなミスだったが、大きな失望に繋がった」
8ポイントリードでドイツに乗り込んだベッテルだったが、ハミルトンが優勝を挙げたことで25ポイントを獲得。ハミルトンが逆にベッテルを17ポイントリードしてハンガリーに向かうことになった。
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。