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今季限りで離脱のベッテルに、僚友ルクレールもコメント「僕は彼を尊敬している」

2020年限りでのフェラーリ離脱が決まったセバスチャン・ベッテルに対し、チームメイトのシャルル・ルクレールがコメントを寄せた。

Charles Leclerc, Ferrari, and Sebastian Vettel, Ferrari

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 2015年からフェラーリに加入し、ルイス・ハミルトン(メルセデス)らとタイトルを争ってきたセバスチャン・ベッテルが、2020年シーズン限りでフェラーリを離れることとなった。この発表に対し、チームメイトであるシャルル・ルクレールもコメントを寄せ、感謝の意を述べた。

 ルクレールは2018年にザウバー(現アルファロメオ)からF1デビューを果たし、翌2019年にはフェラーリに昇格。その類まれな速さでベッテルを脅かすパフォーマンスを見せたこともあり、ふたりの関係性が微妙なものになっているのではないかと考えられていた。特にブラジルGPで同士討ちを演じた際には、多くの論争を呼んだ。

 しかしルクレールは、そういった事件によってお互いの関係が崩れたことはないと繰り返し強調してきた。そして彼は今回のベッテル離脱の発表に対して、自身のSNSでコメントを寄せた。

「あなたのチームメイトになれたことは、僕にとって光栄なことだった」とルクレールは言う。

「僕たちは何度かコース上で緊張が走ったことがあった。良い結果になったこともあれば、お互いが望まない結果になったこともあったけど、そこには常に敬意があった。例え周りからはそういう風に見えなかったとしてもだ」

「僕はあなたのチームメイトになってたくさんのことを学んだ。セブ、本当にありがとう」

 気になるベッテルの進退、移籍先については明らかになっておらず、ルノーがオファーをしているという噂や、マクラーレンのカルロス・サインツJr.との“トレード”になるという噂もあるが、いずれも確定的な情報はない。また、ハミルトンとメルセデスの契約も2020年で満了となる上に、彼は昨年末にフェラーリサイドと接触しているという報道もあったため、こちらの動向も気になるところだ。

 なお、ルクレールはフェラーリとの契約を2024年まで延長している。

 

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