ベッテル、同じマシンを使ったF1ドライバーの”ガチンコ対決”に「僕は大賛成だ!」
セバスチャン・ベッテルは、ライバルたちと同じマシンを使ったレースの実現に前向きな姿勢を示した。
F1第12戦アイフェルGPは、2013年のドイツGP以来のF1開催となるニュルブルクリンクが舞台となる。普段はF2やF3がサポートレースとなるF1グランプリだが、F2の次回開催は11月のバーレーンGPとなっており、F3はすでにシーズンが終了している。
ルノー・クリオカップやツーリングカー・レジェンド・シリーズの開催は、アイフェルGPのスケジュールに入っているものの、それ以外の予定はまばらだ。
ニュルブルクリンクではグランプリコースが建設された1984年に、オープニングイベントとしてエキシビジョンレースが行なわれ、ジャック・ブラバムやジェームス・ハント、ニキ・ラウダなど10人のF1チャンピオンを含め、著名なドライバーが多数参加した。
メルセデス190Eを使ったこのレースでは、この年にF1にデビューし第6戦モナコGPで初表彰台を獲得したばかりのアイルトン・セナが、ラウダやカルロス・ロイテマンを抑え勝利した。
F1ではそれ以来、同じマシンを使ってF1ドライバー同士が対戦するようなイベントは開催されていないが、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)はそうしたレースの再現に前向きのようだ。
「それは楽しいだろうね。僕は賛成だ」と、ホームレースを前にベッテルは語った。
「もしツーリングカーや何かでレースができるチャンスがあったら、お互いにハードなレースができるかもしれない。あまりにもやり過ぎてしまったら、その後のF1レースのショーが台無しになるかどうかは分からないけどね」
「それは楽しいと思う。今はF1のレースをたくさんやっているけど、昔のように他のクルマでもレースができるのは良いことだと思う」
「当時はF1でもF2でも、週毎に本当に色々な変化があった。今は本当にレベルが高くて、ひとつの事に集中している。僕たちドライバーにとっては、他のクルマや他のカテゴリーを戦うことができるのは楽しい事だと思うよ」
「それは集中力を奪うことにもなりうると思うし、議論を巻き起こすことになると思う。もうそんな時代は終わったんだと思う」
マクラーレンのカルロス・サインツJr.は、イコールコンディションのマシンでF1ドライバーが戦うことに興味を持っているものの、それはあくまでF1マシンを使用した場合に限るという。
「ほぼ同じコンディションでF1マシンに乗って、彼らと戦いたい」と、サインツJr.はmotorsport.comに語った。
「他のことは気にしていない。ドライバーとして、世界最速のマシンに乗って自分がどんな位置にいるかを知りたいと思っているし、それはF1マシンなんだ」
「いつかみんなが同じF1マシンに乗って、誰が一番速いか見られる日が来ることを願っているよ。それは最も公平でベストなテストになるだろう。それは不可能だと思うけどね」
「結局のところ、F2やF3、ラリーなどは僕たちがプロとしてやっていることとは違うんだ。僕たちはプロのF1ドライバーであり、世界最速のマシンを運転するエキスパートなんだ」
「だから僕は同じF1マシンに乗って、誰が一番早く適応できるか、誰が一番速いかを他の19人と比較し、見極めてみたいんだ」
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