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「ペナルティは当然だ」F1王者ニコ・ロズベルグがベッテル擁護に疑問

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「ペナルティは当然だ」F1王者ニコ・ロズベルグがベッテル擁護に疑問
執筆:
2019/06/11 7:59

F1カナダGPでセバスチャン・ベッテルに科されたペナルティについて、多くのファンは疑問を呈しているが、2016年のF1チャンピオン、ニコ・ロズベルグは別の見方をしているようだ。

 F1第7戦カナダGPは物議を醸す結果となった。首位を走行していたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が48周目にコースオフを喫した際、安全に復帰しなかったとされ、5秒のタイム加算ペナルティを受けてしまった。これにより、後方を走るルイス・ハミルトン(メルセデス)に逆転優勝を許してしまったのだ。

 こうしたスチュワードの裁定には多くのファンが疑問を呈しているが、2016年のF1チャンピオンであるニコ・ロズベルグは、ベッテルがコース復帰する際に、ハミルトンの動きを妨げること無く戻るだけの十分な機会があったと考えているようだ。

 ロズベルグは自身のYoutubeチャンネルで次のように語っている。

「ベッテルは『タイヤが汚れていてコントロール下に無かった、それでどこに行けるというんだ? マシンをコントロールするのに苦戦して、ルイスのことは見えていなかったんだ』と騒いでいるようだ」

「OK、それはいい。だけどルイスはそこにいたんだ。ルールが規定しているのは、トラックから外れたときは安全に戻る必要がある、ということだ。それで、ベッテルはコースを横切ったけれど、僕は彼が簡単にもう少しスペースを残すことができたと思っている。特にルイスがブレーキをかけ始めた後のような、(復帰の)後半部分ではね。彼は簡単にスペースを残すことができたはずだが、そうはしなかった」

「彼(ベッテル)は右に、右に進んで、ルイスにほとんどスペースを残さなかった。そしてルイスはベッテルがグイグイ迫ってくるのを、危険な状況だと見て、彼は後退せざるを得なくなった」

「何度もリプレイ映像を見たよ。ルイスはそこに留まっていたら壁と一緒になっていただろう。直後にはベッテルはさらに動いていて、ルイスが壁かベッテルのどちらかに当たっていたかもしれない程に狭かったんだ」

「残念だけど、安全でないトラックへの復帰だった事は明白だ。“安全にコースへ復帰する”、これがルールだ。このケースはペナルティに値するものだよ」

 ロズベルグは父親で同じくF1チャンピオンであるケケ・ロズベルグに、このインシデントについて語ったという。

「父は僕に『恐らく60/40で……60がペナルティ、40はそうではない』と言った。僕は何故40はそうではないになるんだと聞いたよ。すると『まぁ、彼はコントロールを失っていて、あれ以上に上手くすることは出来なかっただろう。芝生を横切って、タイヤは汚れていたようだしね』と話した」

「OK、それは分かっている。だけどそれがどうしたっていうんだ? 依然として安全に戻る必要があって、もしコントロール下に無かったとしたら、それは安全に戻っていないということだ」

「ペナルティは受けるだろう。それは言い訳にならない。『あぁ、コントロール出来ない。タイヤは汚れているし、ルイスが見えなかったんだ』……残念だけど正当化できる言い訳じゃない。だからペナルティに完全に値するものだ。絶対にペナルティに値すると賛同するよ」

 また、ロズベルグはベッテルのペナルティに対する感情やレース中とレース後の行動については、批判的に見ているようだ。

「(ペナルティに)それ以上影響を与えることは出来ないと知っているはずなんだから、決定が下された時にラジオで文句を言うかわりに、ただ走りに集中して、5秒以上引き離すことを試みるべきだった。ベッテルは既に3.3秒離していたんだ」と、ロズベルグは言う。

「クソっ!っといった具合に、数周を集中していれば……まだ勝つチャンスはあったんだ」

「それはまたベッテルの弱点になった。彼はそういった強い自信を持っていて、常に自分が正しいと思って、他人に責任があると考えている。そして、そういった瞬間に集中を失っただけで、最大限に力を出せなくなるんだ」

「彼としてみても素晴らしいことではない。それからレース後の全ての振る舞いや、スチュワードを“盲目”だと失礼に呼んだりしたすべての事は、不必要な物だった。まったくもってよろしくないことだ」

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この記事について

シリーズ F1
イベント 第7戦カナダGP
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執筆者 Jonathan Noble