セバスチャン・ベッテル、農業に興味? コロナ禍”ロックダウン”中に有機農業を学ぶ
アストンマーチンのセバスチャン・ベッテルは、新型コロナウイルスの影響により2020年のF1開幕が延期された際に、有機農業について学ぶため、インターンシップに参加していたことを明らかにした。

2020年のF1は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、当初予定されていた3月には開幕できず、結局7月にオーストリアで開幕することになった。
この間、F1ドライバーたちも当然レースに出ることはできなかったため、様々な活動を行なった。シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)、アレクサンダー・アルボン(当時レッドブル)らは、この期間中にeスポーツのレースに積極的に参加し、バーチャルの世界でレースに対する感覚を磨いた。
一方で、当時フェラーリのドライバーだったセバスチャン・ベッテルは、eスポーツには参加せず、有機農業について学ぶため、インターンシップに参加していたことを明らかにした。
ベッテルは以前から、自然や農業に関心を持っていることを明らかにしており、さらに昆虫の生息地を保護することを目的とした”BioBienenApfel”のアンバサダーになったことも今週発表されている。
「予定していたよりも自由になる時間があったから、自分に何ができるか、何に興味があるのかということについて考えた」
今季からアストンマーチンに加入したベッテルはそう語った。
「それは、僕が興味を持っていることだった。ある時、全ての野菜が同じじゃないことに気がついた。全てのリンゴが、同じ栄養素を持っているわけではない。それは何故なのか……ということを尋ねることになるだろう」
「そうすれば、そのリンゴはどこからやってきて、どうやって育てられたのかが分かる。それが、僕の扉を開けたことだったんだ」
「理論については、僕は興味を持っているし、それについてたくさんのモノを読んだ。しかし実践的な側面からもっと多くのモノを学び、日常的にそれを扱う人たちと話すことは、非常に興味深いことだった」
ベッテルは、小さな娘たちのために、スイスの自宅にハート型の牧草地を作っているという。
「僕は小さな牧草地だけにしたくなかったから、少し広げようとしたんだ」
「最初は、娘たちも手伝ってくれたんだけど、僕はその後ひとりで耕すことになった。その作業はとても疲れたんだ」
「去年は少し生えてきたが、今年はもっと芽が出るのを楽しみにしている」
ただベッテルは、F1引退後に農業に取り組むという考えを、今のところは否定している。
「まだまだ遠い先の話だよ。もちろんね」
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