今のF1マシンは重すぎる……ベッテル「ダウンフォースを削ってでも軽くすべき」

セバスチャン・ベッテルは、現代F1マシンのダウンフォース量は”とんでもない”ものの、重すぎる車重をカバーすることはできていないと話した。

今のF1マシンは重すぎる……ベッテル「ダウンフォースを削ってでも軽くすべき」

 セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は、現代F1マシンの車重は重すぎると考えており、”とんでもない”量のダウンフォースでもそれを補うことはできていないと考えている。

 F1マシンの重量は、2014年にパワーユニット(PU)が導入されて以降急増しており、2018年にコックピット保護デバイスであるハロが追加されたこともあって現在746kgに達している。2013年と比べると104kgも増えているのだ。

 ターボとハイブリッドを備えたPUのパワーとマシンのパフォーマンスにより、従来のラップレコードは更新されてはいるものの、ベッテルはもっと車重を減らす必要があると考えている。

「ダウンフォースという点では、今のクルマは脅威的だと思う。ダウンフォースの量と、中速から高速のコーナーでの速さはとてつもないくらいだ」

 ベッテルはそうmotorsport.comの独占インタビューで語った。

「でも、低速コーナーではその重量を感じる。シケインやヘアピンでは、クルマの片側に投げ出されるような感じだ」

「僕の意見だけど、クルマが重すぎる。そうする必要はないけど、ダウンフォースは一部取り除くことができると思う。代わりにクルマは軽量化する。全体的には同じようなラップタイムになるか、速くなるだろう」

 ベッテルは安全性の改善を目的に導入された装備などを取り除かなくても、車重を600kgに近づけることは可能だと考えている。

「それ(マシンの重量増加)は、PUとそれに付随するモノが原因だ」

「安全対策もその一部ではあるけれど、それは正しいことだし、元に戻すべきではない。でもハロだけでも10kgはある。もう少し軽くしても、それでもなお効果的な可能性はある」

「議論する余地はあるけれど、率直に言って重量が重いんだ。でも600〜620kgしかなかった頃は素晴らしいフィーリングだった」

 ベッテルは、カートをドライブした時の感覚に例えて、今のF1には欠けているものがあると話した。

「カートは全く違うフィーリングなんだ」

「ゴーカートに乗った時、最も驚かされるのはウエイトレシオなんだ。パワーはそれほどないけど、その重量には驚かされる」

「とても軽いから、ゴーカートの動きは(F1と)比較してもとてもクイックなのは事実だ」

「エアロがないので、十分な速さがないのは言うまでもない。でも僕たちが失っているものはそれなんだ」

 

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