

アゼルバイジャンGP3位に終わったセバスチャン・ベッテルは、次のレースで挽回することが必要不可欠だと語った。
F1アゼルバイジャンGPを3位で終えたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は、次戦スペインGPでメルセデスに逆襲しなければならないと語った。
今週末のフェラーリは第2戦バーレーンGP以来、再び優勝争いを繰り広げられる速さを示していたが、予選Q2でシャルル・ルクレールがクラッシュを喫し、Q3ではコンディションの変化もあって、メルセデスのフロントロウ独占を許してしまった。
決勝は波乱の少ないレースとなり、隙を見せなかったバルテリ・ボッタスがポール・トゥ・ウィン。ルイス・ハミルトンが2位となり、メルセデスは開幕4戦連続ワンツーフィニッシュを飾った。
今回、またしてもメルセデス勢にチャンピオンシップのリードを広げられてしまう形となったフェラーリ。ベッテルは、オフシーズンテストで好調だったバルセロナで行われる次戦スペインGPで挽回をする必要があると認識している。
「言うまでもなく、これまでの4戦を平均して現状に満足できていない。そして僕たちは、本命としてバルセロナに行くわけじゃない」とベッテルは話した。
「しかしチームには、素晴らしいスピリットがある。マシンにはいくつかアップデートもあるから……彼ら(メルセデス)を追わなくちゃいけない」
「これまでの4レースはそれほどスムーズにはいかなかったので、(スペインで)スムーズな週末を過ごすことを期待している。彼らを捕まえて、事態を好転させることが必要不可欠だ」
ベッテルは、アゼルバイジャンGP決勝の第1スティントで、ソフトタイヤの温度を適切な作動温度領域に入れることができなかったことで、事実上終わってしまったと考えている。
「最初のスティントは本当に遅かった。初め、タイヤを作動させるのに本当に苦労したんだ」
「タイヤの温度が低すぎて、それがダメージになってしまった。その後は逆に温度が上がってしまった。タイヤが全く機能していなかったんだ」
「本当に満足できていなかったし、安定していなかった。マシンに自信を感じることができなかったんだ。通常はそんなことないのに……」
「その後、ミディアムタイヤを履いたスティントは難しいものになると思っていたが驚いた。何の問題もなくタイヤのスイッチを入れられたし、最後まで保ったんだ。はるかに満足できたし、自信を感じられた。彼ら(メルセデス勢)についていけるペースがあると感じたし、時にプレッシャーをかけることもできた」

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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | 第4戦アゼルバイジャンGP |
ドライバー | セバスチャン ベッテル 発売中 |
チーム | フェラーリ 発売中 |
執筆者 | Jonathan Noble |