ベッテル、メルセデスから”余裕”を感じる「今の時点ではメルセデスがトップ」
セバスチャン・ベッテルは、冬のテストを通じてメルセデスの新車に余裕を感じたと語った。

スペインのカタルニア・サーキットで行なわれたF1プレシーズンテストで、メルセデスの新車『W11』は全体最速タイムを記録した他、最も多くの周回を走行した。
フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットは、フェラーリがメルセデスやレッドブルの後塵を拝しているとコメント。ドライバーのセバスチャン・ベッテルやシャルル・ルクレールもそれに同意した。
一方、最速タイムを記録したバルテリ・ボッタス(メルセデス)は、冬の間は”奇妙な読み合い”が発生するため、彼らのコメントを真に受けないようにしているようだ。
ベッテルはテストを通して、マシンについて「あまりにもドラッギー(空気抵抗が大きい)」だと感じたと報告している。
メルセデスの速さを心配しているかと訊かれると、ベッテルは「メルセデスは、より余裕に見える」と答えた。
「みんな見ていたように、1ラップのアタックだけでなく、ロングランも含めて全体的に速かった」
「僕たちは良い走りだった時もあれば、悪かった時もある。時間帯によってトラックコンディションも異なるし、他のチームが何をしているのか分からないから、コメントするのは難しい」
「言うまでもなく、非常に良いパーツをテストした時と、そうでないものをテストした時では、ラップタイムにも影響があるんだ」
「おそらく今の時点では、メルセデスがトップにいる。彼らはコースに出るたびに、簡単に速いタイムを出す。他のチームは、もう少し時間がかかるんだ」
ベッテルは、開幕戦オーストラリアGPまで確かなことは分からないとしつつ、計6日間のテスト結果から、勢力図がある程度分かったと感じたようだ。
「6日間の走行で十分だと思う。僕たちの位置はおおよそ分かっているけど、オーストラリアでは状況が違うかもしれない」
「最初の2レースで、自分たちがどこにいるかが本当に分かると思う。今、僕たちは毎日タイムシートのトップにいるわけじゃない。だから本命じゃないかもしれないが、オーストラリアで自分たちがどこにいるか見てみよう」
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