ベッテル、F1アメリカGPはPU交換でグリッド降格へ「それでも前を向いていく」
アストンマーチンは、F1アメリカGPに向けてセバスチャン・ベッテル車のメルセデス製パワーユニットを交換し、グリッド降格ペナルティを受けることを決めたようだ。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
アストンマーチンは、F1第17戦アメリカGPでセバスチャン・ベッテルのマシンのパワーユニット(PU)を交換し、グリッド降格ペナルティを受けることを決めたようだ。
F1ではPUの各コンポーネントに年間の使用数制限が設けられているが、今季はすでに多くのドライバーがグリッド降格ペナルティを受け、その割当を超える数のコンポーネントを導入している。
中でも、メルセデスは内燃機関(ICE)に信頼性の問題を抱えているようで、バルテリ・ボッタスがイタリアGPとロシアGPの2戦連続で新たなコンポーネントを導入し、グリッド降格ペナルティを受けている。タイトル争い真っ只中のルイス・ハミルトンも、トルコGPでICEを交換し10グリッド降格のペナルティを受けている。
メルセデス製PUを使用するアストンマーチンが、ベッテル車のPUコンポーネントをどれだけ交換するかはまだはっきりと分かっていない。だが年間8基まで使用できるエキゾーストシステム以外の全コンポーネントが、すでに使用数制限の上限に達しており、10グリッド以上の降格ペナルティは避けられない。
ベッテルは過去9レースでポイント獲得がわずか1回(ベルギーGPの5位)のみと、苦しいレースが続いている。前戦トルコGPではスリックタイヤへの交換が裏目に出て、18位に終わっている。
オランダGPのFP1でエンジントラブルに見舞われているベッテルは、アメリカGPを前に難しい週末になることは覚悟しているという。
「僕たちはエンジンを交換しているから、ペナルティを受けることになるだろう」と、ベッテルは語った。
「スタートする位置から何が出来るか見てみよう。それでも前を向くよ。僕たちはアメリカGPで強いと思う。それがどのくらいなのかは、これからだ」
ベッテルは、アメリカGPの舞台であるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)ではオーバーテイクのチャンスがあるため、ペナルティを受ける上では適した場所だと感じているという。
「日曜日の午後には、楽しい時間を過ごして、再び戦列に復帰できることを願っているよ」と、彼は付け加えた。
アメリカGPでは、各車が路面のバンプという問題に直面すると見られている。MotoGPアメリカズGPでCOTAを走行した多くのライダーが懸念を示していたのだ。
だがベッテルは「バンプはサーキットに特徴を与える」とコメント。F1マシンにとっては、MotoGPバイクが受けたほどの悪影響はないと考えている。
「2、3年前はかなりひどかったから、バンプが削られたんだ」
「だから将来的には、それを検討する必要があるかもしれない。でも、何が起こるかはわからないよ」
「2週間前にMotoGPがここで開催されたときは、かなりひどかったと思う。僕たちにとっては、彼らほど悪くはないだろう。でもどうなるか見てみよう。全体的には、僕はバンプのファンなんだ」
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