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スピンをミスと認めたベッテル、原因は“プレッシャー”ではなく強風?

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スピンをミスと認めたベッテル、原因は“プレッシャー”ではなく強風?
執筆:
2019/04/02 22:52

セバスチャン・ベッテルは、バーレーンGPでのスピンがプレッシャーによるものであることを否定した。

 セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は昨シーズン、ルイス・ハミルトン(メルセデス)とのチャンピオン争いの最中で致命的なミスをいくつか犯してしまい、結果的にタイトルを逃した。

 フェラーリで5年目のシーズンを迎え、なんとしてもタイトルが欲しいベッテルだが、そのミスは今年のバーレーンGPでも起こってしまった。

 ベッテルは決勝でハミルトンと激しい2位争いを展開していたが、ターン4でハミルトンにアウトからかわされた際、コントロールを失いスピンした。

 その際にフラットスポットを作ってしまい、その結果生じたバイブレーションによってフロントウイングまでも壊してしまったベッテルはピットインを余儀なくされ、大きく順位を落とした。

 その後、トップ走行中のチームメイト、シャルル・ルクレールがトラブルにより失速。本来ならばベッテルが代わりにトップチェッカーないし2位をチームに持ち帰るべき展開であったが、結果的に彼は5位に終わった。 

 ベッテルは2レースを終えた段階でランキング5位に沈んでおり、特に今回の失敗、そしてルクレールの速さは彼へのプレッシャーを増幅させるものとなっただろう。

「正直なところ、今回のミスはプレッシャーとは関係がないと思う」とベッテルは語った。

「突然リヤのグリップを失った時、僕は驚いたが、その時にはスピンしていてもう手遅れだった」

「確かに、映像を見返すとあれは僕のミスだった。だから僕はその事実を受け入れる必要がある」

「スピンをしている間に左リヤタイヤがデラミネーション(トレッド剥離)したんだと思う」

「それによって大きなバイブレーションが起き、フロントウイングを壊す原因になった」

 ウイリアムズのルーキー、ジョージ・ラッセルは、ベッテルがフロントウイングを脱落させた際にすぐ近くを走行していた。

 ラッセルはこのレースで吹いていた強風による影響を考慮してベッテルに同情し、次のように語った。

「僕は今まであのようなコンディションを経験したことがなかった」

「風が非常に強く、文字通りストレートを横切るように吹き付けていた」

「ベッテルはスピンをする時があるが、僕はあの状況であれば無理もないと思う。むしろ他にスピンをするマシンがいなかったことにF1ドライバーのレベルの高さを感じた」

「あの状況はどのドライバーにとっても悪夢のようだったと思う。あるコーナーは非常にアンダーステアで、また別のコーナーは非常にオーバーステアだった」

「かなり強い突風だったので、マシンのダウンフォースに大きく影響していた」

「僕はミスについて議論をすべきだとは思わない。限界までドライブすることがベストな結果を得る唯一の方法だからだ」

 自らのミスによって苦しいレースとなったベッテルだが、予選、決勝と新人のルクレールのペースを下回ったという点で「やるべきことがたくさんある」と認めた。

 ベッテルは4月2日(火)、3日(水)に行われるバーレーンインシーズンテストに参加し、2日目の走行を担当する。彼はここでルクレールに対するペース不足の答えを見つけたいところだろう。

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執筆者 Ben Anderson