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ベッテル、F1スプリントで強烈ディフェンスの相方に苦言「チームとしてもっと上手くできた」

アストンマーチンのセバスチャン・ベッテルはF1サンパウロGPのスプリントでは、チームメイトのランス・ストロールと共にもっと上手くやることができたはずだと語った。

Lance Stroll, Aston Martin AMR22, battles with Sebastian Vettel, Aston Martin AMR22

写真:: Andy Hone / Motorsport Images

 セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)はF1サンパウロGPのスプリントを9番手でフィニッシュ。しかし、チームメイトのランス・ストロールと共に、もっと上手くできただろうと語っている。

 ベッテルは13番グリッドからスプリントをスタートすると、9周目のターン3で11番手を走るストロールの追い抜きを狙っていった。しかしストロールはここでベッテルを厳しくディフェンスし、コース脇の芝へと追いやる形でポジションを守った。

 この動きは審議対象となり、危険なドライビングだったとしてストロールに10秒のペナルティが決定。ベッテルは最終的に9番手、ストロールは16番手となった。

 ベッテルは当時の動きを振り返ると、互いにここまで戦うべきではなく、協力したほうがずっと良かっただろうと語っている。

「接近はしていたけど、接触したとは思わない」と、ベッテルはSky Sportsに語る。

「つまり一瞬のことだったんだ。でもインサイドに向かっていったら、かなり接近していて、タイトだった。それで僕はリカバリーが難しいコース外に出てしまったんだ」

「スタックするかと思ったけど、幸運にも戻ってくることができた。また走り始めた後は、自分のペースを活かすことができたよ」

「紙一重だった。みんな自分のポジションを争っているんだ」

「だからもちろん、ディフェンスは大事なことだ。でも一方では、常に重要度を考えることも必要だ。得たものより失ったものの方が多かったらどうするんだ? それに、僕らは(同じチームで)一緒にやっているんだ」

「だから今日のことを考えると、僕らはチームとしてふたりがポジションをあげていくために、もっと上手くできたと思う。ああしてタイムをロスすることなく、もう少し上でフィニッシュできただろう」

 そしてストロールは、まだ正確には状況を把握できていないものの、ベッテルに対して十分なスペースを残していなかっただろうと見解を述べた。なお決勝レースに向けて、ペースは問題ないと語っている。

「(映像を)見直さないといけない」とストロールは言う。

「まだ映像を見ていないんだ。でもおそらく僕は十分なスペースを残していなかった」

「長いレースになるけど、ペースは問題ないみたいだ。タイヤも大丈夫そうだった。だから、明日は同じ様にチャンスがあるといいね」

 
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