ルクレールが明かす、F1引退表明ベッテルとの思い出「元気づけようとメッセージをくれるんだ」
シャルル・ルクレールはF1引退を表明した元チームメイトのセバスチャン・ベッテルについて、フランスGPのクラッシュ後にもメッセージを貰っていたことを明らかにした。
F1引退を表明したセバスチャン・ベッテルだが、かつてのチームメイトであるシャルル・ルクレール(フェラーリ)はベッテルとの関係についてひとつのエピソードを明らかにした。
ハンガリーGP開幕前の28日に、2022年シーズン限りでの引退を明かしたベッテル。彼の引退には共に競い合うF1ドライバーやモータースポーツ界の様々な人たちからメッセージが寄せられた。
2019~2020年にかけてフェラーリでコンビを組んでいたルクレールも、当然引退を表明したベッテルに関する話を訊かれることになった。そこで彼は第12戦フランスGPのクラッシュ後、ベッテルからメッセージを貰っていたことを明らかにした。
ベッテルとの思い出について尋ねられたルクレールは「たくさんの瞬間があるけど、間違いなくコース外での瞬間だろう」とmotorsport.comに答えた。
「(フェラーリに)加入して最初の年で、僕は本当に感銘を受けたんだ。ファクトリーでの時間全てがそうだよ。僕らの関係がどう変わっていったかも思い出だね」
「それから、僕はシャイで彼と居る時何を話せばいいかわからなかったから、彼にしてみれば変なやつだったかもしれない」
「でも彼は友達でいてくれて、常にメッセージを送ってくれた。この間の日曜日の後のようにね。僕が辛い時間を過ごしているとき、気持ちを楽にしてくれようとするんだ。だから彼と初めて会った時から、自分がどれくらい成長しているかを知ることができるのは、嬉しいんだ」
Charles Leclerc, Ferrari
Photo by: Glenn Dunbar / Motorsport Images
ルクレールはフランスGPでのクラッシュが、自身のミスだと認めた上で、今はそれをくよくよ考えないようにしているという。
クラッシュからどう立ち直ったのかを訊かれると、ルクレールは次のように答えている。
「まあ、立ち直ることは必要だからね」
「自分の過ちをくよくよ考えていたり、ミスに囚われても役に立つことはない」
「僕はミスを犯して、多くのポイントという形でツケを払わされた。それは分かっている。でもそれはそれだ」
「今は前に進んで、今週末に100%集中してベストな結果を出そうとして、レースに勝てるようトライする必要があるんだ。そうすれば、上手くいくと思っている」
またルクレールはクラッシュが外的要因によって引き起こされたという推測は否定している。
「最終的には僕がクルマを運転していて、僕がミスを犯した。そう、コンディションは1周ごとに少しずつ変化しているし、それは誰にとっても同じだ」
「限界に達したときに難しいのは言うまでもないことだ。でも誰しも限界に達していると思う」
なおクラッシュ直後は無線でスロットルペダルに問題があったようにもとれる発言も聞かれたが、チームは単純にバリアから抜け出すためのリバーズギヤの使用が大変だったのだと明らかにしている。
そしてクラッシュに関する推測に、ルクレールはマシンには何も無かったと繰り返した。
「疑義が出ているのは理解している。でも単に1速でトルクが制限されているというだけの話だ」
「だから僕はそのことについて話していたんだ。それ以前のことについては話していないし、クルマには何もなかったよ」
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