シーズン最多勝記録更新のフェルスタッペンに集まる称賛。16勝を期待するベッテル、来季の独走阻止を誓うサインツ
セバスチャン・ベッテルは、自身とミハエル・シューマッハーが持っていたシーズン最多勝記録を更新したマックス・フェルスタッペンについて、驚くべき仕事をしたと称賛した。
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1メキシコシティGPでシーズン14勝目をマークした。これは1シーズンの最多勝記録であり、残る2戦でさらに記録を伸ばす可能性がある。
これまでは、ミハエル・シューマッハー(当時フェラーリ)が2004年に18戦13勝をマークした記録が最多。ベッテル(当時レッドブル)も2013年に19戦13勝をマークし、それに並んでいた。
ベッテルは、親友であり師匠でもあるシューマッハーと共有した記録を失うことに後悔はないと主張。自身の古巣であるレッドブルにとっても良いことだと話し、フェルスタッペンの記録更新を称賛した。
「チームにとってはいいことだと思う。僕はまだ何人か知っているから、彼らのためにも、マックスのためにも、本当にうれしいよ」
「よくやったよ。彼はとんでもないシーズンを送ってきたと思うから、今年の終わりには16勝をマークしてほしいね! それ以外は全て残念に思うんじゃないかな?」
ベッテルは、このレベルで成功を維持することは「簡単なことではない」と語る。
「でも、彼らは昨年から勢いがあったと思うし、今年のマシンはすごいよ。他の人たちよりもマシンが重いのに、レースに勝っていたんだ」
「今頃はもうウエイトも軽くなっていると思う。だから、クルマも素晴らしいけど、マックスもすごい仕事をしているんだ」
ハースのミック・シューマッハーは、父親が18年間保持してきた記録を失ったことについて尋ねられ、その間にレース数が増加したことを強調した。
「そうだね、僕たちは22戦と、数戦少ない時を比べているんだ」と、シューマッハーは語った。
「だからレース数が増えていけば、破られるはずの記録だったんだ。25戦に増えたら、また違って見えるかもしれないね」
フェルスタッペンの主なライバルたちの中には、彼の成功を称賛しながらも、来年は彼にもっと大変な思いをさせたいと強調する者もいる。
「マックスがどれだけ強いかは知っているし、レッドブルは本当に素晴らしい仕事をした」とジョージ・ラッセル(メルセデス)は言う。
「過去、かなり支配的だったチームは見てきた。ルイス(ハミルトン)とニコ(ロズベルグ)を振り返ると、彼らはほぼすべてのレースで勝利していたし、あの時代にルイスのチームメイトが別のドライバーだったら、おそらくマックスのようにすべてのレースで勝利していただろう」
「でも、マックスは毎週毎週本当に素晴らしい仕事をしているし、レッドブルもそうだ。来年はこの差をもっと縮められるといいんだけどね」
カルロス・サインツJr.は、フェラーリが好調なスタートを切った後、フェルスタッペンがこれほどまでに圧倒的な強さを見せるとは予想していなかったと認めた。
「特に自分がシーズン序盤、良いクルマを持っているときには、こんなことになるとは全く予想しないものだ」
「シーズン序盤にもっと結果が出せれば、もっと快適に感じられていただろうし、マックスにとってももう少し複雑になって、シャルル(ルクレール)と一緒にもう少し戦えたと思う」
「でも、マックスは素晴らしいシーズンを過ごした。今でこそレッドブルは圧倒的な存在になっているが、シーズン当初はそうではなかったし、そこで彼はとてつもない仕事をした」
「僕の目標は来年、今のようなレベル、つまりかなり高いレベルでスタートし、マックスにもっと複雑な状況をもたらすことだ」
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