セバスチャン・ベッテル、フェラーリ離脱決定後、レッドブル復帰の可能性が”現実味”を帯びたことはなかった「自分の決断には満足している」

セバスチャン・ベッテルは、2020年限りでフェラーリを離れることが決まった後、古巣であるレッドブルと話し合いを持ったことは認めつつも、同チームに戻る可能性は非常に低かったと語った。

セバスチャン・ベッテル、フェラーリ離脱決定後、レッドブル復帰の可能性が”現実味”を帯びたことはなかった「自分の決断には満足している」
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 今シーズン限りでのF1引退を決めているアストンマーチンのセバスチャン・ベッテルは、2020年にフェラーリを離れることが決まった直後にレッドブルのヘルムート・マルコと話したことはあったものの、レッドブル復帰に近付いたことはなかったと明かした。

 ベッテルは2007年にBMWザウバーからデビューすると、翌年のイタリアGPではトロロッソのマシンでF1初優勝。2009年からはレッドブルのドライバーとなり、2010年から2013年まで4年連続でドライバーズタイトルを獲得した。

 その後2015年からフェラーリに加入。6シーズンを過ごしたもののタイトルには届かず、2020年限りで離脱することになった。

 最終的には2021年からアストンマーチンに加入することになったベッテルだが、当時はレッドブルに復帰する可能性も取り沙汰され、実際にマルコと話し合いを行なったことも広く知られている。

 フェラーリを離れることが決まった当時、レッドブルとの交渉はどれほど真剣なものだったのか? それについて尋ねると、ベッテルは確固たる見通しはなかったと語った。

「アレックス(アレクサンダー・アルボン)がチームを去るということが議論される前に、僕はアストンマーチンに加入することを決めた」

 そうベッテルは語った。

「だから、レッドブル復帰が本当に近付いたことはなかった。もちろん、クリスチャン(ホーナー/チーム代表)やヘルムートのことは知っている。彼らと簡単な話し合いをしたけど、実際に深刻な話し合いになったことは何もなかった」

「それが実際に選択肢だったり、真剣なモノであったのなら、少なくともそのことについて話し合いをしただろう。でも、そういうところに達することはなかった」

「数ヵ月後に振り返り、もしも……などと考えることもある。でも、自分が下した選択肢には満足している」

 ベッテルのアストンマーチンでの成功順位は、2021年アゼルバイジャンGPの2位。優勝には手が届かず、チームを去ることになった。しかしこの選択は後悔していないと、ベッテルは改めて語る。

「去年と今年、もう少し戦闘力があると思っていた。でも、そうではなかった」

 そうベッテルは語った。

「でもチームが進歩した形、どうやって協力しているかということについては、とても満足している。確かに僕らが戦っているポジションでレースをすることは、夢を叶えることではなかった。だけど、それはチャレンジだったんだ」

「僕はそれを受け入れ、その状況を最大限に活用しようとしたと思う」

 ベッテルはF1引退後、来年1月にレース・オブ・チャンピオンズに出場することが決まっているものの、それ以外は未定。F1パドックとの繋がりを維持することについても、現時点では「何も考えていない」と語った。

「何ができるかは、時間が教えてくれるだろう。そういうオファーがあるならね」

「それで、僕がどう感じるかということを見ていこうと思う。現時点では、他のことに多くの時間を費やすことができることに、とても満足している。子供たちとの時間をもっと多く取ることができるのも楽しみだ」

「それに3ヵ月で飽きるか、3年で飽きるのか……時が経てば分かると思う。どうなるかは、今は分からないね」

 
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