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今年を捨てるなんてとんでもない! ベッテル、2022年型への開発移行に“待った”

アストンマーチンのセバスチャン・ベッテルは、チームが2021年のマシン開発を早々と打ち切り、2022年型に焦点を移すようなら、それはチャンスの無駄遣いだと考えている。

Sebastian Vettel, Aston Martin AMR21, Daniel Ricciardo, McLaren MCL35M

写真:: Steven Tee / Motorsport Images

 2021年にフェラーリからアストンマーチンへと移籍したセバスチャン・ベッテル。来シーズンには大きなテクニカルレギュレーションの変更を控えており、今季は狭間の年となっているが、彼は開発の軸足を早くに2022年へ移すことを良しとしていない。

 今シーズンはダウンフォースを削減するためのレギュレーション変更があり、昨年大躍進を見せたアストンマーチンはその煽りを受けてしまっている。そういった背景もあり、ベッテルはこれまでの3レースでノーポイントと苦戦が続いている。

 さらに2022年にはタイヤのホイール径の18インチ化を含む車体の大幅なレギュレーション変更が控えており、全チームがどのタイミングで開発の軸足を来シーズンに移し、今季のマシン開発を終えるかという、難しい舵取りを迫られる状況にある。

 ベッテルはこうした状況について、アストンマーチンには現行のマシンでできることが多くあり、2022年に向けて軸足を移すために今季の開発を放棄することは良くないと考えている。

「今のことだけじゃなくて、人生一般として“ショートカット”することが大きな役に立つとは、僕は思っていないんだ」

「依然として僕らには学べることがたくさんあるし、チームとしてもっと理解を深めることができると思う。だから2022年向けに進んでしまうのは、チャンスを無駄にすることになる」

「問題はその“チャンス”というものをどう定義して測るかという点だ。表彰台や勝利、獲得ポイント数なのか、それとも別の物差しなのかということだよ」

「僕はチームとして、まだまだたくさんの小さな点で改善ができると思っている。結局のところ細部が違いを生み、完璧へと近づかせる」

「自分たちが望んだような位置でレースをしていないとしても、その改善のために使う時間は価値あるモノだと思うんだ」

 アストンマーチンのオットマー・サフナウアー代表は、今シーズンのレギュレーション変更によってマシンのリヤが不安定になっており、それがベッテルの苦戦に繋がっていると語っていた。

 彼らは第3戦でチームメイトのランス・ストロールに先行してアップデートを導入。よりグリップが増すことを目指しており、ベッテルも第4戦スペインGPが行なわれるカタルニア・サーキットでの走りが改善されることに期待を寄せていた。

 そしてスペインGP初日に、ベッテルは新パッケージでの走行を開始すると、FP1では8番手、FP2では11番手とこれまでの3戦よりもいい位置でセッションを終えた。

 ベッテルは「今季これまでで最高の金曜日だった」と語り、マシンに満足している様子を見せた。

「もちろんコースも違うし、コンディションも違うけど、全体的にかなり扱いやすく感じる」

「改善されているように感じる。一歩前進したと思うし、それを達成できてよかったよ」

 

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