去就に注目集まるベッテル、古巣レッドブル復帰に前向き?「オファーがあれば」
2020年限りでフェラーリを離脱するセバスチャン・ベッテルは、オファーがあればレッドブルに復帰する可能性もあると語った。また彼はルノーがフェルナンド・アロンソと契約する前に彼らと話をしたことを認めた。
写真:: Andrew Ferraro / Motorsport Images
2010〜2013年に4年連続でF1ワールドチャンピオンに輝いたセバスチャン・ベッテルは、フェラーリが2020年以降彼との契約を更新しないことを決定したため、2021年シーズンのシートをまだ確定できていない状態だ。
ベッテルのフェラーリ離脱による一連の移籍劇により、ルノーのシートに1席空きが出たものの、そこにはフェルナンド・アロンソが収まることとなった。これにより、ベッテルの将来はさらに不確実な状況になったと言える。
ベッテルは第2戦シュタイアーマルクGPを前にした記者会見の中で、ルノーと話し合いの場を持ったことを明らかにしたが、それが進展することはなかったという。
「ああ、話はしたけど、具体的な話ではなかった」とベッテルは語った。
「ご存知の通り、彼らは違う方向を向いた。僕の状況にあまり変わりはないよ。僕の決断次第だし、数日以内に決断しないといけないというプレッシャーもない。決めるのには時間をかけたいんだ」
2021年を休養に充てる、または今季限りでF1から引退することを検討しているかという質問にベッテルは「現時点では現役続行、休養、引退、あらゆる選択肢がある」としながらも、競争力のあるチームでもっと多くのことを成し遂げたいというハングリー精神は持ち続けていると強調した。
「僕がレースすることが好きなのは言うまでもない」とベッテルは言う。
「このスポーツで多くのことを成し遂げてきたし、今後もただ参戦するだけではなく、もっと多くのことを成し遂げたいんだ」
「とりあえず何が起こるかを見て、そこから話を続けよう」
そんなベッテルが来季移籍する可能性がある現実的なチームとして、古巣レッドブルが挙げられる。レッドブルはベッテルが4度タイトルを獲得し、黄金期を築いた時に在籍していたチームでもある。
レッドブルはこれまで、ベッテルがマックス・フェルスタッペンのチームメイトとして加入する可能性を否定してきたが、今週初めにベッテルがレッドブルのTVチャンネルに出演したことで、ベッテル復帰の噂は加速することとなった。
ベッテルはこの番組出演は移籍の可能性と何の関係もないとしながらも、次のように話した。
「彼らは非常に強いチームだ。彼らがどれほど強いかは昔からよく知っている」
「なぜあの頃の彼らが強かったのかも知っているし、彼らは今でも最前線にいる。レースで勝てるマシンだし、確かに(移籍すれば)面白いことになるだろうね」
オファーがあればレッドブルでのドライブを受け入れるかどうかについて尋ねられたベッテルは、こう答えた。
「さっき言ったように、それは勝てるマシンだ。これもさっき言ったけど、僕は戦うためにここにいるし、勝つためにここにいるんだ」
「だからおそらく、その答えはイエスだろうね」
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