元F1王者ビルヌーブ、オコンは”恥”と酷評。一方でフェルスタッペンに高評価
元F1王者のジャック・ビルヌーブは、ブラジルGPの決勝でフェルスタッペンと接触したオコンを”恥だ”と酷評。その一方で、フェルスタッペンについては”人が変わった”と高評価を下した。

元F1王者のジャック・ビルヌーブは、F1ブラジルGPの決勝レースで周回遅れながらも、首位を走っていたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)にオーバーテイクを仕掛け、そして接触するという事故を起こしたエステバン・オコン(フォースインディア)について、”恥”だと語った。
ブラジルGPの決勝でオコンは、セクター1の”エス・ド・セナ”で、首位を行くフェルスタッペンを抜きにかかった。しかし接触して両者スピンすることとなり、オコンには10秒のストップ&ゴーペナルティが科せられた。
1997年のF1王者であるビルヌーブは、オコンの過去の事件も引用し、レースに対する組み立て方が欠如していると指摘した。
「オコンは恥ずかしい」
そうビルヌーブはmotorsport.comに対して語った。
「それは馬鹿げた行為だった。そして最悪なのは、何が起きたのかを、誰もが見ていたということだ。しかもラジオでも『みんなごめん。僕が悪かった』と言うこともなかった。間違いを受け入れるのも、ある時には良いことだ」
「リードラップに戻ろうとすることは確かにできる。でも、それは正しく行わなければいけない。先頭を走っているドライバーを、危険に晒すことなど許されていないんだ。他のドライバーがタイムを失ったり、リスクに晒されるようなことをするべきではない」
「ストレートで追い越し、そして前にいるのならばOKだ。しかし今回の場合は、ふたりは首位争いをしているように見えた」
「今回の件は、彼にレースの組み立てに関する考えが欠如していることを示していると思う。過去2年に起きた出来事の中には、彼のミスによるもの、そして彼のせいでないものの両方があると思う。でも今回のことについては、彼はレースの流れを正しく読んでいなかったので、おそらく彼がミスをしたのだろうと考えることもできる」
「これが彼のミスでないのなら、彼が学ぶことは永遠にないだろう」
ビルヌーブは、オコンを突き飛ばしたとして”社会奉仕2日間”の罰則を受けることになったフェルスタッペンに同情すると語った。
「彼(フェルスタッペン)は、すごく自制していたと思う。彼は殴らなかったんだから」
「我々が見たいモノは何なのか? 我々は興奮を求めているし、彼らのようなグラディエーターを求めている。それを見ることができたのは、とても良いことだった」
「とにかくマックスは素晴らしかった。彼はDRSなしでも、早々にオーバーテイクを決めた。アグレッシブで、とてもクリーンなオーバーテイクだった。今までとは違うマックスを見ることができた。モナコ以降は、(ダニエル)リカルドの才能を手に入れたように見える」
「マックスは、彼の中にあった”厄介なモノ”を取り除くことに成功し、リカルドにあった”良いモノ”を吸収することができた。一歩前進したようだ。ここ数戦の彼は、とても印象的だった」
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