VSCで2位を逃したリカルド「2位は僕らのものだったのに……」
リカルドは、もしVSCがなければ2位だったと話すも、素晴らしい雰囲気のアメリカGPを楽しめたと話した。







最初のスティントでスーパーソフトタイヤを履いていたダニエル・リカルド(レッドブル)は、スタートでニコ・ロズベルグ(メルセデス)の前に出た。その後は先頭を走るルイス・ハミルトン(メルセデス)の後ろで、両者は2位争いをしていた。
彼らは同じような戦略をとっており、ロズベルグがピットストップをしてタイヤのアドバンテージを得たときには、コース上でリカルドがアドバンテージを得ていたはずだった。
しかし、チームメイトのマックス・フェルスタッペンがギヤボックストラブルに見舞われ、コース脇にマシンを止めたため、バーチャルセーフティカー(VSC)が宣言された。これでリカルドの2位争いは台無しになってしまった。
ロズベルグは、VSCの間にフリーストップができたことで、2位争いを助けられる形になったが、一方のリカルドは3位が決定的になってしまった。
しかしリカルドは、もしVSCがなければ2位を獲得できたと自信を持っていた。
「あの時までは、2位は完全に僕らのものだった」
「たとえニコが僕に追いついたとしても、歯が立たなくて順位を落とすなんてことはなかった」
「僕は勝負を楽しむことができたし、ペースも良かった。でもあの(VSCの)時はイライラしたし、VSCが解除されたと無線で聞いた時は、『これは僕らにとって良くないことだ』と話した。僕のエンジニアのサイモンは、『そんなことない。ここから順位を上げよう』といったから、僕はかなり怒っていた。こういうことが起きていたんだ」
「ニコに対しては、比較的良いペースだったと思う。僕らのマシンは2番目に良かった。2位になれなくて悔しいけど、落ち込み過ぎるつもりもない。ポディウムに上がれたと考えて、今は冷静だ」
「フラストレーションもあるけど、今日は楽しめた。レース前の聖歌もとても素晴らしくて、鳥肌がたった。嘘じゃないよ。ポディウムもその後のこともすべて素晴らしかった。ここに来るのが本当に大好きだ」
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | アメリカGP |
ロケーション | サーキット・オブ・ジ・アメリカズ |
ドライバー | ダニエル リカルド |
チーム | レッドブル・ホンダ |
執筆者 | Andrew van Leeuwen |