F1 オランダGP

フェルスタッペンのメルセデス移籍実現ならず、ラッセルはがっかり?「僕ならフェルスタッペンを倒せた」

メルセデスのジョージ・ラッセルは、チームメイトにマックス・フェルスタッペンを迎え、対戦をしたかったと語った。

George Russell, Mercedes-AMG F1 Team, 3rd position, Max Verstappen, Red Bull Racing, 1st position, congratulate each other in Parc Ferme

 メルセデス移籍の可能性があると見られていたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だが、最近の出来事から見るとその可能性は無くなったようだ。しかしジョージ・ラッセルは、誰がチームメイトでも恐れることはなく、直接対決も歓迎だったという。

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 ラッセルはメルセデス加入以来、ルイス・ハミルトンをチームメイトとしてF1を戦ってきた。7度のF1王者と自分のパフォーマンスを比較しながら自信を築いてきたのだ。

「僕は自分を信じている。それに、この3年間、僕は史上最高のドライバーだと信じている人をチームメイトにしてきた。その3シーズンで僕は彼と比べてもいいパフォーマンスをしてきた」

 そう語ったラッセルは、ハミルトンがいなくなる2025年も、強力なチームメイトを得たいと考えており、それがチームが上位争いをするために必要なことだと語った。

「他のチームで、あるドライバーを他のドライバーより優先しているのを見たことがあるだろう。それがうまくいくこともあるけれど、チャンピオン争いをしたいのなら、ふたりのドライバーがプッシュし合うのが普通だと思う」

「1人が前にいれば、もう1人はライバルからポイントを奪うために2番手になる必要がある。レッドブルは今、2人のドライバーが同じようなパフォーマンスをしていないことにかなりイライラしていると思う」

 メルセデスのトト・ウルフ代表は、この夏にフェルスタッペン側と話し合い、別々の道を歩み続けることに合意したという。これにより、来季ラッセルのチームメイトになるのは、現在F2を戦っているアンドレア・キミ・アントネッリになる可能性が高まったと言えるだろう。

 ラッセルはメルセデスの意思決定に直接関与することはないものの、ウルフ代表と将来のチームメイトについて話し合ったことを認めている。

「トトは何度か僕の意見を聞いてきたけど、僕たちは多かれ少なかれ同じ考えを持っているよ。彼は主に、僕が自分の決断に納得しているかどうかを確かめたいんだと思う」

「そうじゃなかったとしても、言うまでもないけど僕のチームだというわけではないんだ。トトには、誰がチームメイトになっても不満ではないと言ってある。僕が選ぶんだったら、このドライバーだとは言ったけれど、最終的にはトト次第だ」

 ラッセルはメルセデス内でのミーティングでも、フェルスタッペンと直接対決できれば嬉しいと公言しているという。

「(チーム内では)そう言ったことがあるよ。仮定の話だけど、マックスがチームメイトになったら嬉しいね。ルイスがメルセデスでそうだったように、彼は今、ベストなドライバーだと思われているからね」

「ウイリアムズで3年過ごしたけどの男が、7度のワールドチャンピオンと競って、打ち負かせるなんて誰も思わなかった。マックスについても、今は同じように見られている。誰も彼が倒せるとは思っていないが、僕は彼が倒せると信じているし、それを証明する唯一の方法がそれ(フェルスタッペンとチームメイトになること)だ」

 つまり、ラッセルは同じマシンでフェルスタッペンに勝てるということを証明するために、フェルスタッペンをチームメイトにしたいと考えているのだ。

「すべてのドライバーがそういうメンタリティを持っているわけではない。彼をチームメイトにしたくないというドライバーのインタビューを読んだことがある。それを読むといつもとても驚くよ」

「他の人がどう考えているかはわからないけど、自分がどう考えているかはわかるし、ルイスと3年も一緒にいれば、彼がどう考えているかもわかる。マックス、フェルナンド(アロンソ)、ルイスの3人が非常に似たメンタリティを持っていることは知っているけれど、すべての人がそう考えているわけではないようだ」

 

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