フェルスタッペン、アストンマーティンとのGT3交渉の背景とは。今季は自身運営のチームを拡充?
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、移籍が噂されるアストンマーティンとの交渉について、自身のレースチームのGT3プロジェクトについて話しただけだと明かしたが、その背景には何があるのだろうか?
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1だけではなくモータースポーツ全般への野心を抱いていると公言。ル・マン24時間のような耐久レースへの挑戦に興味を示しており、自身のレーシングチームでその道を切り開こうとしている。
2022年にフェルスタッペンはVerstappen.com Racingを設立。その目標のひとつは、シムレースとリアルのレースを近づけることだった。そのため、フェルスタッペンも所属するeスポーツチームであるTeam RedlineはVerstappen.comのカラーリングでシムレースに登場し、父ヨスのラリーカーやティエリー・フェルミューレンのドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)参戦車両も同様のカラーリングをまとっている。
「最初はただ楽しむためにシムレースをやっていて、Team Redlineとの繋がりを楽しんでいた」とフェルスタッペンは言う。
「でも、もっとやりたいし、シムレーサーがリアルの世界でレースができるような機会も見つけていきたい」
フェルスタッペンは才能のあるシムレーサーにリアルレースの環境を整えたいと考えており、特にGTシリーズにおいてさらなる展開を検討しているという。その新たな一歩が今年踏み出されるかもしれない。
フェルスタッペン自身もアストンマーティンのGT3車両をドライブ
イギリス・ロンドンで開催されたF1合同ローンチイベント“F1 75”を前に、フェルスタッペンはアストンマーティンから10億ポンド(約1900億円)の契約オファーが届く可能性があるという一部報道について、笑いながらこう答えていた。
「大金だね! でも正直に言って、そんなのを目にしたのは初めてだった」
「彼らと唯一接触したのは、今年のGT3についてだけだった。それだけだ。それ以上話すことはない」
さらにアストンマーティンとのGT3に関する話し合いについて訊かれたフェルスタッペンは、「僕個人はドライブしないけど、今年から何人かのドライバーと自分のチームを立ち上げる。そのためには、ある程度の段取りが必要だ」と語っていた。
motorsport.comの調べでは、フェルスタッペンとアストンマーティンのGT3に関するやりとりは、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ(GTWCE)に関するモノのようだ。
また情報筋によると、Verstappen.com Racingはイギリスとバーレーンをベースとするレーシングチーム 2 Seas Motorsportと共同でアストンマーティン・ヴァンテージAMR GT3 EvoをGTWCEに投入するとのことだ。
昨年末のムジェロとシルバーストンでは、Verstappen.comのカラーリングをまとったヴァンテージGT3が既に目撃されており、フェルスタッペン自身も最近の2 Seasのテストで最新マシンを走らせた。
フェルスタッペン本人はGTWCEでステアリングを握らないが、フェルスタッペンのマネージャーであるレイモンド・フェルミューレンの息子であるティエリー、そしてクリス・ルーラムがGT3チームのドライバー候補だとの情報もある。耐久レースでは第3ドライバーが追加されるはずだ。
ルーラムはカートでキャリアを積んだ後、主にシムレースで大きな成功を収めたドライバーで、2024年にはイギリスのラディカル・カップでタイトルを獲得した。ここはフェルスタッペンの「才能のあるシムレーサーにリアルレースの環境を整えたい」という考え方とも合致している。
またティエリーはDTMで表彰台を1回獲得した他、GTWCEではエミール・フライ・レーシングのフェラーリ296GT3でスプリントイベントに参戦した経験がある。2025年はDTMの日程が重なることはないため、GTWCEのスプリントと耐久シリーズにも参戦することが可能だ。
なおGTWCEの2025年シーズンは、4月13日のポール・リカール6時間レースで幕を開ける。
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