新チーム代表迎えるアルピーヌ。ガスリーはトラブルの続発に改善を要求「チームとしてミスが多すぎた」
アルピーヌのピエール・ガスリーは夏休み前の3レースでトラブルが連続したことを受けて、チームにミスを無くすよう求めた。
Pierre Gasly, Alpine A524
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
アルピーヌのピエール・ガスリーは、サマーブレイク前にトラブルが続発したことを受けて、チームに改善を要求した。
アルピーヌはシーズン開幕から大苦戦。今季初ポイント獲得は第8戦モナコGPまで待たなければならなかった。しかしその後はマシンのアップデートもあり、ポイント圏内を争うことができるようになった。
モナコから4戦連続でポイントを獲得したガスリーだったが、夏休み前の3レースはまさに散々な結果となった。イギリスGPではフォーメーションラップでギヤボックストラブルに見舞われ、ハンガリーGPでは油圧系のトラブルで共にリタイアとなったのだ。
そしてベルギーGPでは完走はしたものの、マシンの冷却不足によりストレートスピードが上げられず、13位でのフィニッシュとなった。
「ストレートは本当にひどかった」とガスリーは嘆いた。
「時速数kmの(ロスの)はずだけど、エンジン温度の問題で毎ラップコンマ7秒を失うことになった」
「この3戦はトラブル続きで、フラストレーションが溜まる一方だった。レースを通じてステアリングが曲がっていたり、戦略を間違えてしまったり、チームとしてミスが多すぎた」
「今シーズンは厳しいスタートだった。シーズン前半は10ポイントしか獲得できなかった」
Pierre Gasly, Alpine
Photo by: Alpine
ガスリーのアルピーヌでの活躍は、ここ数年の不安定なチーム体制によって助けられてきたとは言い難い。ベルギーGPの週末には、1年前の体制刷新から代表として率いてきたブルーノ・ファミンが退任することが明らかとなり、夏休みに入ってからは新たにオリバー・オークスが代表に就任している。
2016年にルノーとしてF1のグリッドに戻って以来、オークスで実に6人目のチーム代表を迎えることになるのだ。
この変化がもたらす影響について、ガスリーは次のように説明した.
「チームとしての目標は明確だと思う」
「いくつかの変更と多くの話し合いがあった。ホームでそれらにアクセスすることができるだろう。ブルーノの仕事ぶりや、これまで一緒に過ごしてきた時間に対する透明性と誠実さに感謝したい」
「(チーム代表が変わっても)チーム全体が変わるわけじゃないんだ」
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