F1
苦戦したリカルドから、マクラーレンが得たモノ。ステラ新チーム代表「彼はノリスが持っていない”経験”を、我々にもたらしてくれた」
アンドレアス・ザイドルの後任としてマクラーレンのチーム代表に就任したアンドレア・ステラ曰く、2022年シーズンでチームは、苦戦したダニエル・リカルドから多くのことを学ぶことができたと語った。

Adam Cooper
編集: 2022/12/28 3:22
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マクラーレンは、2022年シーズンまでチームの指揮を執ってきたアンドレアス・ザイドルがザウバーに”移籍”したことを受け、アンドレア・ステラを後任のチーム代表に据えた。そのステラは、2022年に大いに苦しんだダニエル・リカルドから、マクラーレンは多くのことを学ぶことができたと語った。
2021年にマクラーレンに加入したリカルドは、同年のイタリアGPでチームに久々の勝利をもたらすなどしたが、全体的に見れば大いに苦戦。マシンを乗りこなすのに苦しみ、チームメイトのランド・ノリスに大きな差をつけられる格好となった。
その結果リカルドは、わずか2年でマクラーレンを離脱。2023年からはレッドブルのサードドライバーを務めることになった。
ステラ代表はそのリカルドが、マクラーレンにプラスの影響を与えてくれたと主張する。
「レースチームという観点から強調しておきたいのは、彼は我々に、新しいいくつかのアプローチの要素をもたらしたということだ」
ステラ代表はそう語った。
「たとえば、彼が非常に落ち着いて仕事をしてくれたことに感謝している。彼は非常に協力的だったし、常にポジティブで建設的だった。厳しい状況でも、そして難しい週末においてもね」
「マクラーレンでなかったとしても、そういう状況に陥っているチームを見たことがある。そういう状況は、非常に難しいことに繋がる可能性があるんだ。つまり、環境的に負のスパイラルに陥ってしまう場合がある。でも、彼とはそういうことが起きなかった。そのことに我々は非常に感謝している。私は、それがダニエルの特筆すべき部分だと思っている」
またステラ代表曰く、リカルドがマシンに適応するのに苦しんだことで、チームとしても技術面で学ぶことが多かったという。
「彼の苦戦から、我々は技術的な知識、そしてドライビングに関する知識を得ることができた」
そうステラ代表は続ける。
「データで確認できることの真相を探ることができる、そんな会話もあったんだ。フィーリングはどういう感じなんだ? というようなね」
「だからそれは、とてもポジティブな過程だったと思う。そしてチームの全員が、精神的なモノ、自分が欲するモノや自分の仕事、そして人間関係に対する感情面でのアプローチなどを学んだんだ」
マクラーレンのテクニカルディレクターであるジェームス・キーは、かつてトロロッソ(現アルファタウリ)に在籍していた時に、リカルドと共に仕事をした経験を持っている。そのキーはリカルドについて、ノリスが持っていなかった経験を活かしたと語った。
「私は10年前、彼(リカルド)が自身のキャリアの中で、ちょうど今のランドと同じような段階にいた時に、彼を共に仕事をした」
そうキーは語った。
「彼は技術面での理解が優れている。そして我々は、マシンを感じ、何が起きるかを知っている立場の人からの、別の基準をもたらしてくれたと思う」
「彼は明らかに、他のチームに在籍していた時の基準をマクラーレンにもたらしてくれた。ランドにはそれがない。彼はマクラーレンでのみ育ってきたからね。ダニエルにはそういう別の基準となるモノがあった。その上、彼は我々に勝利ももたらしてくれた」
「彼の決意、そして彼のこれまでの経験が、最後までやり遂げること、そして自分自身に信念を持つことに大いに役立ったと思う。モンツァでも彼の経験が、勝利を手にする上でしっかりとした役割を果たしたことを忘れることはできない」
「しかし逆を言えば、彼のレベルのドライバーから期待すること、経験、そしてレースに勝ったことがあるという実績が、我々がランドから既に得ていた情報に追加されただけだとも言える」
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