F1初の試み! 全チームが一斉にカラーリングを発表する『F175』はどんなイベントになる?
2月18日にロンドンで開催される、全10チームの新カラーリングお披露目イベント。その見どころは?
O2EVENT
写真:: Liberty Media
2025年シーズンのF1は、オーストラリアでの開幕戦、そしてバーレーンでのプレシーズンテストに先駆け、ロンドンで盛大なキックオフイベントが開催されることになっている。O2アリーナで2月18日に行なわれる『F175』では、参戦全チームの新カラーリングがお披露目される。これはF1にとって初めての試みだ。
イベントでの各チームの持ち時間は7分間で、その時間を自由に活用することができる。例えば大画面で動画コンテンツを流すこともできるし、ドライバーやチーム代表などのインタビュー形式にすることもできる。各チームは、この夜にどのように目立つアピールをするべきか、アイデアを練っているところだろう。いずれにせよ、演出の内容は事前にF1の承認を得なければならない。
このイベントは、新車発表会ではない。あくまでニューマシンのカラーリング、スポンサーなどを披露することで、ファンとの距離を縮めること、そしてF1の記念すべき75周年を祝うことを目的としている。2025年マシンの実車に関しては、一部チームは独自の発表イベントを設けてそこでお披露目する予定だ。
なおウイリアムズは従来通りのチーム単位の発表会を2月14日に行なうことになっている。しかしながら、公式のカラーリングはO2アリーナでの全車集合イベントまでは公開してはならないことになっている。
イベントの進行に関しては、昨シーズンのコンストラクターズ選手権の順位を逆順にする形式で進められる。つまり、最初に舞台に登場するのはザウバーで、最終的にマクラーレンが新しいリバリーを披露してイベントが締めくくられる。
観覧のチケットは昨年11月に発売されたが、45分以内に完売するという“即完”状態。高額転売チケットへの注意喚起も行なわれるなど、大きな注目を集めている。
このイベントでは、各チームの発表の合間に音楽パフォーマンスも行なわれ、司会者が進行役を務める。VIP席には特別ゲストが招待され、チケットを購入したファンは会場を囲むスタンド席に座ることになる。
まさに前例のない華やかなイベントが実施されることになるが、2025年が現行レギュレーションの最終シーズンであることも、チーム側を納得させる上での材料のひとつになったと思われる。
2026年は、新規則の導入により今後の勢力図を占う重要なシーズンとなる。各チームが規則を様々な形で解釈した結果生まれたマシンを、各々がユニークで活気ある形で披露するチャンスでもある。motorsport.comの調べによると、いくつかのチームは既に2026年の発表会に向けたプランを立て始めているという。一方でレギュレーションが変わらない2025年は、個別の発表会の重要度がそれほど高くないと言える。
その他、各チームが順番にカラーリングを発表するという流れになっていることで、スポンサーによっては自分たちのロゴが入ったマシンがお披露目された直後に、競合ブランドのロゴが入ったマシンが出てくることに難色を示すのではないかという懸念もあった。こういった課題を解決するために、話し合いの場が持たれたようだ。
特にフェラーリは、当初こういった形での発表会を行なうことには慎重な姿勢を見せていたが、今となっては新加入のルイス・ハミルトンをお披露目する場のひとつとして活用しようと前向きな姿勢を見せている。その結果、現在は全てのチームがこのイベントに賛同している。
当初は、チャンピオンのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が「その週に風邪を引かないとな」とジョークを飛ばし、ランド・ノリス(マクラーレン)もそれに乗っかる姿勢を見せていたが、イベントには20名のドライバー全てが参加する予定となっており、主催者側もそれに自信を持っている。全ドライバーが出席することは主催者だけでなく、夜のイベントをスポンサーのための場として活用しようとしているチームにとっても重要なことだ。
当日注目されるのは、やはり各チームのプレゼンテーションの内容だ。たかがプレゼンといっても、ここはF1……全チームがライバルに負けじと張り合うことになるだろう。レースの世界では7分というのは意外にも長い。最も印象的な発表を行なったチームは、開幕を前に早速名誉をひとつ手にすることができる。
イベントは約2時間の予定。少なくとも予算が限られている下位チームにとっては、自費では到底できないような規模で豪華な演出のイベントができることを歓迎しているようだ。
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