速報ニュース

F1

アルピーヌF1の”巨大”エアボックス……その存在理由は?

アルピーヌの2021年用マシンA521は、かなり大きなエアボックスとエンジンカバーを備えており、話題となっている。なぜそれほど大きくしなければならなかったのだろうか?

Matt Somerfield

Matt Somerfield

編集: 2021/03/14 6:33

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Esteban Ocon, Alpine A521

 バーレーンで行なわれているF1のプレシーズンテスト。サーキットに登場したアルピーヌのA521は、非常に大きなエアボックスとエンジンカバーを備えており、大いに話題となった。

 その形状は、1970年台のリジェなどを彷彿とさせるモノ。その理由については様々な憶測を呼んでいる。ただルノー時代のR.S.20から、エアボックスやロールフープなどは変更されていないはず。その後方にあるボディワークが、大幅に拡大されたのだ。

Alpine A521 cover

Alpine A521 cover

Photo by: Alpine

Renault R.S.20

Renault R.S.20

Photo by: Renault

 このボディワークの形状の理由、それは今季導入された、ダウンフォースを10%削減することを目指すレギュレーションに対応するためのモノだろう。

 今季多くのチームが、サイドポンツーン後部がフロアに向けて落ち込んでいくデザインを採用している。しかしアルピーヌは、現在のハイブリッド時代が到来する以前によく使われていたような、サイドポッドが前後に長く、その下部が抉られたデザインを採用してきた。これにより、サイドポンツーンとフロアの間に多くのスペースが生み出される。

 ただこの空力面での目標を達成するために、チームはマシンの冷却を見直さなければならなくなった。つまりサイドポンツーン内部のラジエターやその他のハードウエアを、配置し直す必要があったのだ。

Esteban Ocon, Alpine A521

Esteban Ocon, Alpine A521

Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images

 ルノーはここ数年、冷却パッケージを優先し、パワーユニットの周囲に様々なハードウエアを詰め込んでいた。しかしサイドポンツーンの形状を絞り込みつつハードウエアを内包するために、エンジンカウルを拡大したのだろう。

 つまりこのデザイン変更はレギュレーションの変更に起因するモノであり、マシンのパフォーマンスをできるだけ損なわないことを目指したアルピーヌの解決策ということだと考えられる。

Renault F1 Team R.S.19   powerunit install

Renault F1 Team R.S.19 powerunit install

Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images

 なお前述の通り、F1には過去にいくつかの”巨大な”エアボックスを持ったマシンが登場している。下のギャラリーは、そんなマシンたちのほんの一部である。

Jacques Laffite, Ligier JS5 Matra

When you think of jumbo airboxes in Formula One you can’t really think past the Ligier JS5 to be honest.

Jacques Laffite, Ligier JS5 Matra

Here it is from the side...

Emerson Fittipaldi, McLaren M23

McLaren’s M23 with a high airbox solution which was latterly banned.

Lotus 72D 1972 airbox detail

Mercedes W01

5

 

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 メルセデスF1が”秘密”にしていたフロアの姿が明らかに。真似するチームは現れるか?

次の記事 【生配信】2021年F1プレシーズンテスト3日目|ライブテキスト

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Matt Somerfield



F1メカ解説|8種類のリヤウイングと14種類のビームウイングを投入したマクラーレン……2025年ダブルタイトルを目指し「デザイン上のリスク」を冒す

F1

F1 2024/12/24

F1メカ解説|8種類のリヤウイングと14種類のビームウイングを投入したマクラーレン……2025年ダブルタイトルを目指し「デザイン上のリスク」を冒す



F1メカ解説|2026年からの新レギュレーションF1マシン、デザインの自由度が増した? FIAが発表した新たなレンダリングを検証

F1

F1 2024/12/17

F1メカ解説|2026年からの新レギュレーションF1マシン、デザインの自由度が増した? FIAが発表した新たなレンダリングを検証



F1メカ解説|RBがシーズン最終戦に投入した”2025年に向けたテスト”用フロントウイング。その狙いは?

F1

F1 2024/12/15

F1メカ解説|RBがシーズン最終戦に投入した”2025年に向けたテスト”用フロントウイング。その狙いは?

More from

アルピーヌ



ポール獲得ガスリー、決勝は7位でガッカリ? いえいえ、これが現実「ポジティブな収穫がたくさんあったよ」

F1

F1

イタリアGP

3 日前

ポール獲得ガスリー、決勝は7位でガッカリ? いえいえ、これが現実「ポジティブな収穫がたくさんあったよ」



アルピーヌ好調のモンツァで一時3番手浮上も、痛恨コースオフ。コラピントは涙「大きなチャンスがあったのに」

F1

F1

イタリアGP

3 日前

アルピーヌ好調のモンツァで一時3番手浮上も、痛恨コースオフ。コラピントは涙「大きなチャンスがあったのに」



アドバイスが裏目に? ルクレール、親友ガスリーに授けた助言を笑顔で後悔「まさかポールを争うことになるとは」

F1

F1

イタリアGP

4 日前

アドバイスが裏目に? ルクレール、親友ガスリーに授けた助言を笑顔で後悔「まさかポールを争うことになるとは」

最新ニュース



アレックス・リンス、2026年限りでバイクレースから引退。MotoGPクラスでは通算6勝…今後は別プロジェクトへ

MotoGP

MGP MotoGP

サンマリノGP

1 分前

アレックス・リンス、2026年限りでバイクレースから引退。MotoGPクラスでは通算6勝…今後は別プロジェクトへ



躍進止まらぬアントネッリは『常に進化し続けるAIみたい!』メルセデス代表称賛

F1

F1 F1

イタリアGP

2 時間前

躍進止まらぬアントネッリは『常に進化し続けるAIみたい!』メルセデス代表称賛



F1初開催マドリンクを”タイヤの視点”から見る! FP1は非常に重要なッセッションになる?

F1

F1 F1

スペインGP

2 時間前

F1初開催マドリンクを”タイヤの視点”から見る! FP1は非常に重要なッセッションになる?



2026年のF1はドライバーの腕はあまり関係ない?……フェルスタッペンの主張に角田裕毅「自分は良い仕事をしたと思っています」

F1

F1 F1

スペインGP

2 時間前

2026年のF1はドライバーの腕はあまり関係ない?……フェルスタッペンの主張に角田裕毅「自分は良い仕事をしたと思っています」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録