F1マイアミGP、雷雨襲来で中止の可能性も。アメリカの法律がネックに?
日曜日に雨が予報されていることから、2026年のF1マイアミGPを中止にさせる可能性のあるアメリカの法律に注目が集まっている。
Luz de pits protegida contra la lluvia
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
2026年のF1マイアミGPは雨の影響を受ける恐れがあり、多くのチームが参考にしている天気予報サイト『AccuWeather』によると、日曜日の降水確率は現在88%、雷雨の確率は53%となっている。
まさにその最後の数字こそが、チームやドライバーを警戒させている。他国とは異なり、アメリカの法律では、雷雨が接近し落雷の危険性がある場合、F1のような大規模な屋外公共イベントは中止しなければならないと定められている。
そうなった場合、医療用ヘリコプターは飛行できず、観客にとっても危険とみなされるため、観客は会場から退去する必要がある。
したがって、週末に雷雨を伴う雨が降った場合、たとえサーキットが冠水するほどの豪雨にならなくても、レースは赤旗中断となり、ドライバーはピットレーンに戻らなければならない可能性がある。
実際、アメリカで開催されるマイアミ、オースティン(アメリカGP)、ラスベガスの3つのレースにのみ適用されるルールがもう一つある。雷雨によるレース中断の場合、チームはピットレーンで屋外作業を行なう代わりに、赤旗中断中に車をガレージに持ち込んで作業することが許可される。
昨年、FIAは各チームに対し、「FIA国際競技規則第11.9.2.a条および第11.9.3.n条によってスチュワードに与えられた権限に基づき」、また現地の公共安全規則に従って、サーキット内またはその近辺で落雷の危険性がある場合、すべての関係者が安全に避難できるよう、レースが中断される可能性があることを改めて通知した。
■マイアミを雷雨が襲ったらどうなる?
規則に基づき、レースは中断される。全車両はピットレーンに戻り、ファストレーンで停止しなければならない。
全車両がピットレーンに戻り次第、各チームは公式メッセージシステムを通じて、車両をファストレーンからガレージへ戻すよう指示される。ガレージのドアは、追って通知があるまで開いたままとなる。
誤解を避けるため、レースが中断された時点で既にガレージにある車両、または指示を受ける前にファストレーンからピットレーンの別の場所に移動された車両は、再スタート前に列の最後尾に配置されるものとする(レースが再開される場合)。
車両がガレージにある間は、競技規則B14.4条に従う必要がある。車両がファストレーンで停止している間、ガレージにいる間、またはセッション再開前にファストレーンに戻った後に、エンジン始動や圧縮空気の補充、タイヤ交換など限られた作業のみを行なうことができ、再開を遅らせてはならない。
レースディレクターがレースを再開しても安全だと判断した場合、そして予定されている再開時刻の少なくとも18分前には、リスタート時の各車のポジションが発表される。
その時点で、FIAの技術代表またはその代理人の監督の下、各チームは順番に車両をファストレーンに移動させ、公表されている順位に従って並ぶよう指示される。
全車両が整列した後、または最後尾に加わる機会が与えられた後、公式メッセージシステムを通じて再スタート時刻が発表される。いずれの場合も、各チームには少なくとも10分前に通知される。
■マイアミの日曜日の天気予報は?
フロリダ州マイアミの天気は常に予測不可能で、ほとんど前触れなく変化することがある。現在の予報では、金曜日のFP1とスプリント予選、そして土曜日のスプリントレースと予選は晴天が予想されている。しかし前述したように、決勝レースが行なわれる日曜日には雷雨の可能性が高いとされている。
マイアミGPの初日、金曜日の最初の練習走行(唯一のフリー走行セッション)とスプリント予選の天気予報は、晴れ時々曇りで、最高気温は約29℃、降雨の心配はない。
土曜日のスプリントレースと予選は、気温は31℃まで上昇し、降水確率はわずか10%で、概ね晴天となる見込みだ。
日曜日の天気予報では、気温は28℃前後と過ごしやすいものの、降水確率が88%、雷雨の確率が53%と、厳しい天候となる見込みだ。
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