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レッドブルF1からの離脱は「人生で最高の出来事だった」とシュタイナー。20年前のアメリカ出向が“親分”キャリアへの転機に

ギュンター・シュタイナーは、自らの人生の転機になったことから、レッドブル・レーシング離脱は「幸運」であったと語る。

Guenther Steiner, Miami Grand Prix Ambassador

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写真:: Andy Hone / Motorsport Images

 2023年までハースF1チームの代表を務めたギュンター・シュタイナー。彼は『FanAmp』の動画に出演し、自身のキャリアの転機となった出来事などについて語った。

 シュタイナーはハースのチーム代表を務める前、レッドブル・レーシングで働いていたことがある。彼は前身であるジャガーの時代から同チームに所属しており、レッドブル初年度の2005年にはテクニカル・オペレーション・ディレクターという役職についていた。

 しかしレッドブルがエイドリアン・ニューウェイをF1チームに招聘すると、シュタイナーはレッドブルのNASCARチームのテクニカルディレクターに就任することになり、アメリカのノースカロライナへ移った。彼は同職を2006年4月から2008年4月まで務めた。

 シュタイナーはこれについて「完璧な流れだった」と語る。

「振り返ってみると、チームを去ったのは幸運な瞬間だった。それがアメリカへの道を開いてくれたわけだからね」

「若い頃からアメリカに住みたいと思っていたが、就労ビザなどの問題があって実現できなかった。でもあの出来事がその扉を開いてくれた。一度こちらに来てしまえば、もう誰も私のことを追い出せない」

 晴れてアメリカへと移住したシュタイナーは、レッドブルのNASCARチームから離れた後、2009年1月に『ファイバーワークス・コンポジット』と呼ばれる製造会社を立ち上げた。今では300人の従業員を抱える大きな企業へと成長している。

 この会社を立ち上げたことが、ひいてはアメリカ籍のF1チームであるハースを立ち上げることにも繋がった。そして2014年からハースの代表となったシュタイナーは、2016年シーズンからF1に参入し、2023年までチームを率いた。アメリカ移住が、名物チーム代表としてF1パドックで存在感を放つ礎となったのだ。なお、ハースは2024年からエンジニア出身の小松礼雄が代表職を引き継いでいる。

 シュタイナーは言う。

「それ(会社設立)がF1チームを立ち上げる機会を与えてくれた」

「もしヨーロッパで同じことをしていたら成功しなかっただろう。ヨーロッパでは投資家も見つけられなかっただろうし、仮にアメリカの投資家に接触しても、距離が遠すぎて契約してくれなかっただろう」

「距離が離れすぎているので、アメリカの人たちと同じ言語で話すにはアメリカの文化を学ぶ必要があった。ヨーロッパ的な感覚でアメリカのビジネスマンと話をしても、彼らは私と取引してくれない」

「私にとって、レッドブルを去ったことは人生で最高の出来事だった」

 

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