F1サウジアラビアGP、市街地なのにトラックリミットが問題になる? コース改良で攻めすぎ注意!
F1サウジアラビアGPの週末、ドライバーたちはトラックリミット違反が問題になる可能性があると考えているようだ。
2021年に初開催されたサウジアラビアGPは、ジェッダの市街地サーキットが舞台となっている。安全性に配慮し、毎年のように改良が加えられているコースだが、今季はトラックリミットが問題になるとドライバーたちは警戒しているようだ。
超高速の市街地サーキットと謳われるジェッダだが、その特性故に初開催当初からブラインドコーナーの危険性が議論されてきた。これに対し主催者側も安全性を高めようと、ウォールの位置を後退させ、ドライバーの視界が広くなるよう対処を重ねている。
今季の開催に向けても、数ヵ所でウォールの位置が変更されている他、縁石の攻撃性が下げられている箇所もある。
しかしその結果、ドライバーたちはいくつかのコーナーでコースの端だと定義されている白線を踏み越える可能性が出てきたようだ。当然、そうなればトラックリミット違反の対象となってしまう。
F1のレースディレクターであるニールス・ウィティヒは、各レースの開催前にチームへ定期的に送るメモで、現在のトラックリミットの解釈について次のように明言している。
「白線をコースエッジに定義する。ドライバーがトラックリミットを守らなかった場合、そのラップタイムはスチュワードによって無効とされる」
ドライバーたちは、金曜日のフリー走行でコース変更の影響がどれだけあるのか、正確に知ることになるだろう。
トラックリミット違反の可能性について訊くと、アルファロメオのバルテリ・ボッタスは次のようにmotorsport.comに答えている。
「いくつかの場所ではイエスだろう。トラックのエッジに対して、ウォールが拡張されているからオーバーしてしまうことがある」
「恩恵を受ける機会が生まれたけど、今は厳しく取り締まりされるようになっていると思う」
「だから他のサーキットと同じように、ワイドに走る機会があっても、個人的には大きな問題はないと思う。ただ、注意する必要がある」
ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは「昨年の縁石はかなりトリッキーで危険だったけど、いい仕事をしたよ」と、サーキットの改良を褒め称えた。
「だけど、トラックリミット違反の可能性が開かれるかもしれない。どうなるか見てみよう。かなり調べる必要があると思う」
「いくつかのコーナーは、速すぎて無理だと思う。さっきも言ったように、全体的にサーキットは良くなっている。それが僕たちが集中すべきことだと思う」
ボッタス同様、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)はペナルティが抑止力として機能すると予想している。
「FIAは1年かそこら前から、白線をトラックリミットにするという確固たる姿勢を持っていると思う」とヒュルケンベルグは言う。
「バーレーンでも、ドライバーズミーティングで、ホワイトラインは越えてはいけないという話をしたんだ」
「マージンがとても少ないことがよくあるんだ。低い位置に座っているし、特に予選では数ミリ単位で判断されることが多い。車内から見るのは難しい。でも、それを克服して、良い方向に転んだらいいね」
ルーキーのニック・デ・フリーズ(アルファタウリ)は、縁石を使うのが簡単になったと認めつつ、スピードに乗れるようになるまでは慎重に走ると語った。
「そのあたりはまず他のひとに任せてみるよ!」
「僕は走り込む必要があると思う。自分のリズムを作るつもりだ」
「縁石で底づきすることはあるかもしれないけど、(4輪とも)縁石の後ろにいくようなことはないと思う」
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