F1 スペインGP

ハミルトンはもっとトップ争いに近づけた? 15秒差の3位にウルフ代表「実際はより差を縮められたかもしれない」

メルセデスF1のトト・ウルフ代表はF1スペインGPではレッドブルとマクラーレンを相手に、もっと迫った状態でレースを終えることができたはずだと考えている。

George Russell, Mercedes F1 W15, leads Lewis Hamilton, Mercedes F1 W15

George Russell, Mercedes F1 W15, leads Sir Lewis Hamilton, Mercedes F1 W15

写真:: Simon Galloway / Motorsport Images

 F1スペインGPではメルセデスのルイス・ハミルトンが3位を獲得した。ただトト・ウルフ代表は今回、レッドブルとマクラーレンを相手にもっと迫った状態でレースを終えることができたはずだと考えている。

 スペインGPはレッドブルのマックス・フェルスタッペンが勝利を挙げ、彼を最後まで追いかけたランド・ノリス(マクラーレン)が2.2秒差で2位となった。ハミルトンは3位で表彰台を獲得したが、トップとの差は15秒……優勝争いからは依然遠いようにも見受けられた。

 しかしウルフ代表はハミルトンがレース終盤に速度を落としていたとして、今回の結果がチームの本当の実力を示すものではなかったと主張した。

 というのも、ハミルトンがプッシュしても意味がなかったからだろう。ハミルトンは前を行くライバルには挑めず、後方につけるチームメイトのジョージ・ラッセルも苦戦していて抜かれる心配がなかったのだ。

 タイムを分析すると、ハミルトンとノリスは最初の2スティントではあまり差はなかった。しかしハミルトンは、ソフトタイヤでの最終スティントではタイムを大きくロスしていた。

 ソフトを履いた最終スティントの序盤、ハミルトンはノリスから1周あたり0.3~0.4秒ほどの遅れだったが、その後1周あたり1秒以上の差へ広がっていった。

「我々が最終的にどうなったかを考えると、ジョージにハードを履かせたのは間違った戦略だった。明らかにそれはチーム側の問題だし、我々はピットストップも遅かった」

 ウルフ代表はそう振り返った。

「しかしルイスのポジションが前から15秒差というのは、ペースを終盤に落としながらのものだった。つまり(実際の差は)10秒だったと言っていいかもしれないし、もっと近かったかもしれない」

「マックスとノリスに食らいつけるというわけではなかったが、より接近して戦えただろうと慎重かつ楽観的になれるだけの理由にはなる」

Sir Lewis Hamilton, Mercedes F1 W15

Sir Lewis Hamilton, Mercedes F1 W15

Photo by: Andrew Ferraro

 スペインGPでメルセデスは競争力を発揮したが、ウルフ代表は今のフェルスタッペンとノリスは別格の存在になっているとも語った。

「マクラーレンは非常に速かったようだ」とウルフ代表は言う。

「それがどれくらいか? 私の考えでは、マックスは常に少しだけ余裕があると思っていて、彼が違いを生み出せているのが分かるはずだ」

「今はあのふたりで間違いない。彼らの間にはあまり大きな差はない。彼らは間違いなくベンチマーク的な存在になっている」

 そしてメルセデスとフェルスタッペン、ノリスとの差は今、コンマ数秒があるというのがウルフ代表の考えだ。彼は優勝を争うためにこの差を埋めなくてはと語った。

「(予選と決勝で)見たように、あの2台とのギャップはコンマ3秒ほどあると思っている」とウルフ代表は言う。

「それだけ足らないんだ」

「彼らがアップデートを持ち込んだことを考慮しても、それを埋めることができれば、勝利を目指してレースができると思う。ただ、まだそこまではできていない」

「モントリオール(カナダ)では、あのコンディションだったなら、勝っていたかもしれないがね。しかしそうなっていたとしたら、我々も驚いていただろう。だからこそ我々は失敗もしてしまった」

 

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