ヒュルケンベルグにレッドブル入りの可能性もあった!? 相談役マルコが明かす「だがバーレーンで勝ったペレスの方に傾いた」
ヘルムート・マルコは、レッドブルがセルジオ・ペレスではなくニコ・ヒュルケンベルグと契約していた可能性があったと明かした。
写真:: Red Bull Content Pool
レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコは、チームがセルジオ・ペレスと契約する前にニコ・ヒュルケンベルグと交渉を進めていたことを明かした。
ペレスと言えば、2021年から4シーズンにわたってレッドブルに所属。最後は成績不振でシートを失う形となったが、3シーズンで5勝を挙げてレッドブルの2度のコンストラクターズタイトル獲得にも貢献した。
ペレスが加入する前、レッドブルはセカンドシートに座るドライバーが安定しておらず、ピエール・ガスリーやアレクサンダー・アルボンといった若手を起用するもマックス・フェルスタッペンとはパフォーマンスの開きが大きかった。そんな中で白羽の矢が立ったのが、既にF1で10年の経験を誇るペレスだった。
ただレッドブルとしては、ペレスが2020年にバーレーンで行なわれたサヒールGPで優勝を飾るまでは、当時レギュラーシートを失っていたヒュルケンベルグをターゲットにしていたようだ。マルコはF1-Insiderに対してこう語る。
「当時彼(ヒュルケンベルグ)とはServus TV(レッドブル系列の放送局)で一緒にコメンテーターをしていたので、既に関係値もあったし、話し合いは始めていた」
「しかしペレスがバーレーンでのレースで勝ったので、そこで全てがペレスの方に傾いていったと思う」
さらにマルコはこう続ける。
「(ヒュルケンベルグにとっては)とても良い時期を過ごせたはずだった。彼は確実にポイントを持ち帰るドライバーで、我々のマシンに乗ればトップ争いも期待できただろう」
マルコは2005年にレッドブルがF1に参戦を開始して以来モータースポーツ・アドバイザーを務めており、その中でドライバー育成プログラムを主導。フェルスタッペンだけでなく、セバスチャン・ベッテル、カルロス・サインツJr.、ダニエル・リカルド、ガスリーら数多くのドライバーを輩出してきた。
レッドブルのドライバー育成システムは時に“冷酷”と評されることもあるが、これまで自身の決断を後悔したことがあるかと尋ねられたマルコは、次のように述べた。
「正直なところ、私はこれまで下した決断を支持している。我々のところに残らなかったドライバーの95%以上が、フォーミュラEやWEC(世界耐久選手権)、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)などで走っていることを頭に入れる必要がある」
「彼らはそれなりの収入を得ている。おそらく一般的な職種よりずっとだ。そして彼らはモータースポーツの世界で戦うという、自分の好きなことができている。それは我々の環境に身を置いたからこそだ」
「F1はその頂点であり、必要なのは才能だけではない。特別な資質、心身ともに総合的な資質が求められるんだ」
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