“悪夢の始まり”ではない……? レッドブル代表、マイアミでクラッシュのハジャーを「心配していない」
レッドブルのローレン・メキーズ代表は、マイアミでアイザック・ハジャーが悪夢のような週末を送ったことについて特に心配していない。
Isack Hadjar, Red Bull Racing
写真:: Clive Mason / Getty Images
F1マイアミGPでは予選失格、決勝はリタイアと散々なレースに終わったアイザック・ハジャー。レッドブルのローレン・メキーズ代表は、これはチーム側とドライバー側双方のミスによるもので、心配するものではないと語った。
ハジャーはアップグレードされたレッドブルを駆る中でチームメイトのマックス・フェルスタッペンのペースについていけず、スプリントでは9位。そして予選ではフロアボードの規定違反により結果から除外され、ピットレーンスタートとなった。レッドブルはこれをチーム側のミスだと認め、ハジャーに謝罪……これが悪夢の始まりであった。
最後尾から追い上げていたハジャーは、決勝レース5周目には15番手まで順位を上げていたが、ターン14イン側のウォールに接触、左フロントサスペンションが破損してコントロール不能となり、そのままターン15でクラッシュした。本人はこれについて、集中力を欠いていたと説明している。
レッドブルはダニエル・リカルドの離脱以降、セカンドシートに座るドライバーがフェルスタッペンに大きく水をあけられるという問題に悩まされてきたが、メキーズは今回のクラッシュを深刻には捉えていない。開幕からの数戦で、ハジャーはフェルスタッペンにかなり近いパフォーマンスを発揮していたからだ。
「これを心配事と表現する必要はないと思う」とメキーズは言う。
「厳しい週末だった。我々のパフォーマンスにも良い影響がなかった。ドライビングやリズムの面で、まだ彼は本調子を取り戻せていない」
「ただレースでは強さを見せられたはずだし、実際に少しだけその片鱗は見せていた。だから心配はしていない」
「我々としても彼を助けられなかった。マシンの合法性チェックでミスを犯し、その結果、最後尾からスタートさせることになってしまった」
「クリーンな週末ではなかったが、モントリオールでは再び本来の速さを取り戻せると確信している」
またメキーズは、ハジャーのフロアボードの仕様自体はフェルスタッペンと同じだったと説明。ただ、車両がパルクフェルメに入る前にその違法性を見逃してしまい、FIAの技術チームが問題を発見した時には手遅れだったという。
「あのマシンは幅が2mm広くなっていた」
「それは装着が義務付けられているパーツで、私はそれをFIAバージボードと呼んでいる。本来なら我々の定期チェックで気づくべきだった。それができなかったのは痛いが、修正自体は簡単だ」
ハジャー本人としてもレース序盤は絶好調に感じていたというが、週末を通してペース不足に悩まされていたとも明かした。
クラッシュについて、ハジャーはSky Sports F1にこう語った。
「オーバーテイクに夢中になりすぎて、自滅してしまった」
「簡単にオーバーテイクできたのに、もっと慎重になるべきだった。あのコーナーで限界ギリギリを攻める必要なんてなかった。本当に腹が立っている」
「自分の総合的なペースにここまで苦しんだのは初めてだ。これは新しい経験だし、もっと深く掘り下げないといけない。同じような週末は二度と繰り返したくない」
またハジャーは、アップグレードされたマシンは噛み合わなかったものの、以前より速さ自体は感じていたという。そして、フェルスタッペンの走りを参考にしていたと説明した。
「うまくまとめ切れなかったし、自分の思い通りにはできなかった。でも、直近2戦よりは速さを感じていた」
「もし自分がしっかり仕事をできていたらどうなっていたかは、昨日のスプリントや今日のレースでのマックスを見れば分かるだろう。明らかにマシンは進歩している。終わったわけじゃないし、チームが何かを見つけ出したことは嬉しいよ」
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