フェルスタッペン、初のタイトル争いにも”超”冷静「獲れなかったとしても、僕の人生が変わるわけじゃない」

レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、2021年のタイトル争いが終盤戦に突入しているものの、その戦いに非常にリラックスして臨んでいるようだ。

フェルスタッペン、初のタイトル争いにも”超”冷静「獲れなかったとしても、僕の人生が変わるわけじゃない」

 レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、メルセデスのルイス・ハミルトンと2021年のF1ドライバーズチャンピオンを激しく争っている。しかしフェルスタッペンはそのプレッシャーに押しつぶされることはなく、非常にリラックスして臨んでいるという。

 2021年のF1チャンピオン争いは実に接戦。第16戦トルコGPを終えた段階で、首位フェルスタッペンと2番手ハミルトンのポイント差は、わずか6となっている。

 ほとんどのアスリートにとって、自らが戦う分野で世界王者のなるということは、ある意味人生を賭けたイベントだ。チャンピオンになれるかなれないかで、大きく人生を左右することだってある。

 しかしフェルスタッペンは、この厳しい戦いにおいても、動じていないようだ。

「もしシーズン2位だったとしても、素晴らしいシーズンだったと思う。結局のところ、それが僕の人生を変えることはないと思う」

 フェルスタッペンは第17戦アメリカGPを前にそう語った。

「正直に言って、そのことによって人生が変わる人もいると思う。でも、僕にとってはそうじゃないんだ」

「もちろん、それは僕にとっての目標だし、そのために最善を尽くすように努める。でも、それが僕がどのように生きていくか、そして今後何をしていくかという点において、僕の人生を変えるようなことはない」

「チャンピオンになっていなくても、幸せに過ごしているドライバーたちや、その他の人たちだってたくさんいるだろう。コースで何をしたとしても、それが個人的な生活に影響を与えるべきではないと思う」

「少なくとも、チャンピオンになれなかったとしても、痛々しい人には僕はならないと思う。そしてF1の後でも、僕にもできることはたくさんあるだろうね」

「僕にとってF1は人生の一部だ。でも本当に重要なのは、F1の”外”にあることなんだと思う。多分一部の人たちは、それをどう扱えばいいのか、本当の意味では知らないんだろうね」

 フェルスタッぺンがこう考えている背景には、F1は手にしたマシンによって、結果が大きく左右されることを、フェルスタッペン自身がしっかり認識しているからだということもあるだろう。

 フェルスタッペンは2016年のスペインGPで、史上最年少となる18歳でF1初優勝を果たした。しかも、電撃的にレッドブル入りを果たした初戦という離れ技付きだった。それによりフェルスタッペンは、史上最年少チャンピオンの記録を更新できる逸材だとしてもてはやされた。しかしその後5年間はメルセデス+ハミルトンの前に歯が立たず、2021年になってようやくチャンピオン争いに加わることができた。

 ただその2021年にチャンピオンになれなかったとしても、悪夢に見舞われることはないとフェルスタッペンは断言する。

「後で『世界選手権に勝った』と言えれば、それは素晴らしいことだろうね。それは、もちろん夢見ていることだ。でも明らかな理由があって実現しなかった場合は……例えば適切なパッケージがなかったか、何かがうまくいかなかったか、運が悪かったというだけだ」

「悪夢で目が覚めるようなことはないと思う。それは、僕の人生を変えるようなことではないよ」

 

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