サージェントの去就はシーズン終了まで決まらない? 「今は安定感を見せることに集中すべき」とウイリアムズ代表
ウィリアムズは、ローガン・サージェントの去就をシーズン終了まで決めない構えだ。
現在F1で唯一来季の陣容が確定していないウイリアムズ。ルーキーのローガン・サージェントが座るその一席のみが未確定となっており、チームはサージェントが必要な成長を遂げているかどうか評価している段階だ。
サージェントは日本GP終了時点で一度もポイントを獲得することができておらず、ミスの多さも目立っている。ただチーム代表のジェームス・ボウルズはサージェントが日本GPのレースウィークでクラッシュした後、「彼は十分なステップアップを果たせると信じている」として、来季もアレクサンダー・アルボンの相方として継続起用することを視野に入れているとコメントした。
カタールGPで、来季について決断を下す具体的な時期について聞かれたボウルズは、急ぐ必要はないとして、サージェントには実力を発揮するためのあらゆる機会を与えたいと語った。
「(決断を下すのは)シーズンの最後になると思っている」
「我々はすでに進むべき方向を決めていると思う。彼には達成すべき目標があり、そこに逆らうのは間違っている。だから(決断を下すのは)今年の終わりだ」
ボウルズはウイリアムズがサージェントを辛抱強く見守っている理由について、彼のポテンシャルを見抜いているからだと説明する。そして今の彼に求められているのは、レースウィーク全体をうまくまとめて完璧なレースをすることだ。
「彼には速さがある。それは変わりようのないことだ」
「しかし、いざという時になると安定感の無さが出てきてしまい、それがアクシデントにつながることもある」
「鈴鹿でのラップはアレックス(アルボン)とデータ上は横一線だったが、最終コーナーでアグレッシブすぎるスロットル操作をしてしまい、結果として大きなクラッシュをしてしまった」
「我々が彼と共に取り組んでいるのは、まさにそういったところだ。彼はアレックスから2秒落ちというところから、FP3でコンマ1秒差まで迫った。我々がやるべきなのはそのマインドセットを維持させることなんだ」
ボウルズはさらにこう続ける。
「私が常々言っていることだが、我々にはルーキードライバーに投資するという責任がある。今季彼を起用したが、テスト機会はほとんど与えられていない」
「我々が見たいのは継続的な進歩であり、今は一貫性を保つことに集中しなければならない。そうすれば結果にも繋がってくるだろう」
ボウルズはまた、サージェントが苦戦する要因のひとつに、デビュー戦のバーレーンがあまりに良すぎたことが挙げられると指摘した。
サージェントはバーレーンGPの予選Q1で、マクラーレンのランド・ノリスと同タイムを記録した。しかし先にタイムを計測したノリスが15番手となりQ2に進出した一方で、サージェントは16番手となりQ1敗退となった。
ボウルズは、この瞬間にサージェントが自分はうまくいっていると感じたのではないかとして、その後厳しい局面に立たされた時に対処が難しくなったのではないかと語った。
「おそらく考え得る最悪の自体は、バーレーンのQ1でノリスとタイムが被ってしまったことだろう。彼は目の前の挑戦がそれほど重大なものではないと考えたのかもしれない」
「あれからアレックスはシーズンを通して進歩し、(サージェントとの)ギャップは開き始めた。そしてフラストレーションを溜めるドライバーが生まれたというわけだ」
「彼は以前のようなラップタイムの質を見せられていないが、F3でもF2でも優勝経験があり、勝ち方を知っている。ただF1にも順応して結果を出さないと、どんどんフラストレーションが溜まってしまう。その結果、無理な走らせ方をするようになってしまう。良くない方向に行ってしまうのだ」
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