パディ・ロウ、ウイリアムズ離脱が決定「チームに戻るつもりはない」と声明
ウイリアムズは、チーフ・テクニカル・オフィサーであるパディ・ロウが、チームを離れることを明らかにした。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
今季苦戦に喘ぐウイリアムズは、チーフ・テクニカル・オフィサーのパディ・ロウがチームを離れることになったと明らかにした。
ロウは3月5日から”個人的な理由”で休暇を取っていた。結局彼のウイリアムズでの最後の仕事は、カタルニア・サーキットで行われたシーズン前テストだったということになる。
そしてロウは、チームを離脱すると共に、取締役会からも離れることを、ウイリアムズは明らかにした。
ウイリアムズは声明で、ロウがチームを去る判断をしたと語った。
「慎重に検討した後、私はウイリアムズでの仕事に戻るつもりはないという決断に至った」
ロウはそうコメントした。
「私の元同僚たちが、今後の課題を解決するために最善を尽くすことを望んでいるし、彼らがそれを成し遂げると確信している」
「また私は、ウイリアムズのファンの皆さんにも特に感謝している。彼らは大いに支えてくれる」
チーム副代表のクレア・ウイリアムズも、ロウの離脱に際して、次のように語った。
「我々はパディが決心した決断を理解、そして尊重し、彼の将来の幸運を祈ります」
ロウがチームを離脱することになった背景には、2018年シーズンの厳しい成績がある。しかも2019年用マシンは完成が遅れ、テスト開始も遅れた。そしてそのテストでも、実際のレースでも、昨年以上に苦しいパフォーマンスが続いている。
また、ウイリアムズの今季用マシンFW42は、オーストラリアGPでマシンの合法性が保たれていないとして、デザインを変更することを余儀なくされた。しかし当時すでに、ロウは休暇に入っていた。
マクラーレンやメルセデスで活躍したロウは、2017年にウイリアムズに加入。2018年と2019年のウイリアムズのマシンは、彼のリーダーシップの下生み出されたものだった。しかし2018年にはコンストラクターズランキング最下位に沈んだ。また今シーズンはこれまでのところ、ロバート・クビサとジョージ・ラッセルのコンビで、まだ1ポイントも獲得できていない。
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