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メルセデスの戦略担当がウイリアムズのチーム代表に! ジェームス・ボウルズがヨースト・カピトの後任に就任

ウイリアムズは、メルセデスF1で戦略担当責任者を務めてきたジェームス・ボウルズをチーム代表として迎え入れると発表した。

James Vowles, Williams

写真:: Williams F1

 ウイリアムズF1は2023年シーズンに向けて、新たなチーム代表の就任を発表。メルセデスでストラテジーディレクターを務めてきたジェームス・ボウルズがチームを率いることとなった。

 ウイリアムズは、これまでチーム代表とCEOを兼務してきたヨースト・カピトが昨年末に離脱。後任については追って発表するとしていた。

 ボウルズは近年のメルセデス黄金期を支えた主要スタッフのひとりであり、チーム代表のトト・ウルフと密接に関わり合いながら共にチームを率いてきた。

 今回の移籍により、ボウルズは初めてF1チームの指揮を執ることになる。彼はこれが大きな栄誉だとして、次のように語った。

「このチーム(ウイリアムズ)はF1の象徴であり、非常に尊敬するチームだ。この挑戦を楽しみにしている」

「メルセデスはこれまで私のことを支えてくれて、おかげさまでブラックリーで20年以上にわたり素晴らしい日々を過ごした。トトやチームがしてくれたこと全てに感謝しているし、成功や失敗を共にすることができたのは特別なことだった」

「ウイリアムズ・レーシングは私を信頼、信用してくれたので、私も同様に彼らを信頼したい。ウイリアムズにはポテンシャルがある。我々の旅は数週間後に始まる」

 ボウルズがチーム代表としての仕事をスタートさせるのは、2月20日。バーレーンでプレシーズンテストが実施される3日目からだ。

 またメルセデスのウルフ代表は、ボウルズが非常に価値あるメンバーのひとりだったとして、「近年の成功に不可欠な役割を果たした」と賞賛した。またウルフによると、昨年終盤のボウルズはピットウォールから離れてブラックリーからリモートで戦略の指示を行なっていたという。

「彼がF1で素晴らしいチーム代表になる上で必要なすべてのスキルを備えていることには何の疑いもない」とウルフは言う。

「我々は彼の成功を祈っているし、彼がウイリアムズでキャリアの次のステップに進むことを嬉しく思っている。ウイリアムズは我々の素晴らしいテクニカルパートナーであり、私としても思い入れのあるチームだ」

 2023年シーズンに向けては、各チームの首脳陣にかなりの動きがあった。フェラーリはマッティア・ビノットの退任により元ザウバー(アルファロメオ)代表のフレデリック・バスールが新チーム代表に。そしてバスールの後任としてマクラーレンからアンドレアス・ザイドルが加入したことで、マクラーレンはアンドレア・ステラを代表に据えた。これで全10チーム中、実に4チームが新しいリーダーの下でシーズンを迎えることになった。

 
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