ウイリアムズF1が体制を強化。元VWのWRCプロジェクトリーダーをテクニカルディレクターに任命
ウイリアムズF1チームは、フォルクスワーゲンでWRCプロジェクトリーダーを務めていたフランソワ-クザビエ・ドゥメゾンをテクニカルディレクターに任命した。
写真:: Williams
ウイリアムズF1チームは、フランソワ-クザビエ・ドゥメゾンをテクニカルディレクターに起用することを3月23日に発表した。
ドゥメゾンは、”FX”の愛称で知られ、フォルクスワーゲン・モータースポーツでその手腕を発揮してきた人物だ。彼は2013年から2016年にかけてWRC(世界ラリー選手権)のタイトルを獲得したポロR WRCの開発を担当した。また、現在ウイリアムズのCEOを務めるヨースト・カピトは、当時フォルクスワーゲン・モータースポーツの代表で、ドゥメゾンとは旧知の間柄だ。
ウイリアムズはチーム再編を目指す上で、フォルクスワーゲンがWRCで成功を収める上でキーマンだった人物を、立て続けにチームに迎えた形となる。
プジョーやスバル、シトロエンにも在籍し豊富なエンジニアリング経験を持つドゥメゾンの加入について、カピトは次のようにコメントし、歓迎の意を示した。
「FXをチームに迎え入れることができて嬉しく思う。私は彼の技術的な能力を実際に目の当たりにしてきたし、スポーツでの成功がそれを物語っている。彼のような優秀な人材を、すでに経験豊富な技術チームに迎え入れることで、我々の将来的な方向性を明確にし、チームを強化することができる」
「彼の知識が、我々が再び勝てるようなチームになるという野望に向けた新たな重要な一歩に貢献してくれることは間違いない。ウイリアムズにはエキサイティングな挑戦が待ち受けている。この旅を続けるにあたり、FXが貢献してくれることを楽しみにしている」
ウイリアムズは2019年シーズンの開幕を前にパディ・ロウが去って以来、正式なテクニカルディレクターを置かず、複数の上級スタッフがその職務を分担して担当していた。
ドゥメゾンは、コンストラクターズ選手権の最下位からの脱却を目指すウイリアムズでの挑戦を楽しみにしていると語った。
「チームが2021年に向けてコンストラクターズ選手権の最下位からの脱却を目指している中、ウイリアムズ・レーシングに加わることをとても楽しみにしている」
「難しい挑戦になると思うが、私はぜひそれに取り組みたいと考えている。チームには優秀な人材が集まっているので、彼らやシニア・マネジメント・チームと協力して、チームの野望を達成するために、今後の方向性を定めていきたいと思っている」
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