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ウイリアムズCEO、ロバーツのチーム代表退任について語る「彼は我々のシステムにフィットしなかった」

ウイリアムズのCEOであるヨースト・カピトは、チーム再編の一環としてサイモン・ロバーツと袂を分かち、ロバーツのチーム代表という役割を引き継ぐことになった経緯について説明した。

Simon Roberts, Team Principal, Williams

写真:: Steven Tee / Motorsport Images

 ウイリアムズF1チームは先日、チーム代表に就任して1年足らずのサイモン・ロバーツがチームを離れることを発表。ウイリアムズのCEOであるヨースト・カピトがチーム代表も兼務することが明らかとなっていた。

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 その際ウイリアムズの声明には、「ウイリアムズをグリッド上位に復帰させるという長期的な目標の一環として、オペレーションをさらに合理化するため」、この決断がなされたと説明されていた。カピトは昨年CEOに就任して以来、徹底的な組織再編を行なってきたが、今回の人事もその一環ということになる。

 カピトはロバーツ退任の理由について、チームがエンジニアリング業務をひとりの幹部によって統括するシステムを作り上げたかったといい、ロバーツがそのシステムに適合していないと判断したと説明した。現在、全てのエンジニアリング部門は3月にチームに加わったテクニカルディレクター、フランソワ-クサビエ・ドゥメゾンの監督下にある。

「私は最初の100日間で、このチームがどのように機能しているかを理解するため多大な労力を割いた」とカピトは話す。

「80人以上のリーダーと1対1でミーティングをし、彼らに同じ質問をした。その結果、何を変えて何を残すべきかが見えてきたのだ」

「エンジニアリング業務、すなわちトラックエンジニアリング部門やデザイン部門、空力部門などをひとつにまとめるべきだということが分かった。そしてそれはテクニカルディレクターの下にまとめられるべきであり、そのテクニカルディレクターはレースにおけるあらゆる仕事を経験していて、図面を書いたり、レースエンジニアを務めたり、R&D(研究開発)を行なったことのある人である必要があった。FX(ドゥメゾン)はまさに適任だった」

「マシンに関すること全般の責任を負うテクニカルディレクターと、マシン以外の部分を請け負いチームを機能させるスポーティングディレクターがいる。そのためテクニカルディレクターはマシンとそのパフォーマンスに集中することができ、他のことに邪魔されない。そんな中で、サイモンの持つ能力はそのシステムにフィットしなかったのだ」

「サイモンはオーナーシップが変わった中でも素晴らしい仕事をしてくれた。今も依然としてチームにとっては大変な状況であり、決してバラバラになったり落ち込んでいてはいけない。彼は素晴らしい仕事でチームをまとめ上げてくれたし、それに感謝している」

 また、ウイリアムズの車両パフォーマンス責任者を務めるデイブ・ロブソン曰く、彼の役割がロバーツ退任によって変わることはなかったとのことで、ロバーツに代わってドゥメゾンの監督下につくだけだという。

「技術チームの全てをひとつ屋根の下に集めるという点では、良いことだと思う」とロバーツは言う。

「普通はこういう形にするだろう。パディ(ロウ)の時もそうしていた。だから私にとっては何も変わらない」

 昨年の夏にウイリアムズが米国の投資ファンド、ドリルトン・キャピタルの手に渡って以降、チームは財政的な危機から脱し、数多くの変革が行なわれてきた。かつてフォルクスワーゲンでモータースポーツ部門を率いてきたカピトは昨年12月に経営陣に加わり、現在は新しいスポーティングディレクターを迎えることで新体制を完成させようとしている。

 カピトは、既にスポーティングディレクターには優秀な人材から応募があったと話す一方で、新たなスポーティングディレクターには必ずしもF1での経験が必要というわけではないとも語った。

「時には外からの視点があっても良いのではないだろうか」とカピト。

「(マクラーレンのチーム代表である)アンドレアス・ザイドルのインタビューを見たが、彼はF1の外で仕事をしていたからこそ、今の仕事ができていると話していた」

 

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