F1 ロシアGP
「これまでで最高のマシンだった……のに」ラティフィ、ロシアGPリタイアにフラストレーション溜まる
ニコラス・ラティフィはF1ロシアGPでの戦いでペナルティを受けるなど簡単なレースではなかったが、マシンは「これまでで最高だった」と語っている。

Adam Cooper
編集: 2021/09/29 17:38
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

ウイリアムズのニコラス・ラティフィは、F1第15戦ロシアGP終盤の雨でスピンを喫してリヤウイングを損傷。最終的にリタイアに終わってしまったが、マシンはこれまででも最高の状態だったと振り返っている。
ラティフィはロシアGP予選前にパワーユニットの交換が必要となり、バルテリ・ボッタス(メルセデス)などと同じくペナルティが発生。決勝は18番手からのスタートとなった。
Read Also:
第一スティントではハースのニキータ・マゼピンの後ろで詰まっていたが、早めにハードタイヤへと交換すると、以後はクリーンエアの中で良好なペースを示していた。
ただ前方との差は既に広がっていたため、大きな成果とはならなかった。さらにレース終盤に雨が振り始めると、彼はスリックタイヤでスピンを喫し、その際にリヤウイングを損傷。リタイアでレースを終えている。
「レースはマゼピンの後ろにいて終わってしまった。彼を追い抜くことができなかったんだ」と、ラティフィは言う。
「ハードタイヤでのスティントは、この2年間をチームで過ごしてきたなかでも、ベストなものだったから残念だよ」
「中段グループのマシンとペースを比較しても、同じ戦略を採っていたジョージ(ラッセル/チームメイト)や、アルピーヌ勢、それからアストンマーチンよりも速かったんだ」
「驚くべきことだけど、それに加えてペナルティ無しのスタート位置(14番手)から始めるべきレースだった、というのもあってさらにフラストレーションが溜まる。中段からスタートできなかったのは不幸だった」
ラティフィはQ1で良好なペースを見せてQ2へと進んだが、既にグリッド降格が決まっていたため、Q2ではタイム計測を行なわずにセッションを終えた。
チームメイトのラッセルがQ3終盤にスリックタイヤへ履き替える判断を下し、3番手を獲得する活躍も、ラティフィはフラストレーションを抱えながら見守るしか無かった。
Nicholas Latifi, Williams FW43B
Photo by: Charles Coates / Motorsport Images
「彼が予選でしていたことを見れば、(マシンの)ポテンシャルが示されたのは一目瞭然だ。でも僕のQ1での走りも重要だった」
「ラップタイムはトラックがまだウエットの時のセッション中盤に6番手を記録していたけど、コースが終盤に乾いてきてみんなが(タイムを)改善してきても10番手にとどまるのに十分なものだった」
「僕は速さがあると感じていたし、僕らに何ができるのかを目にするのは良い機会だった。いつも通り仕事をこなしていたら、Q3までは楽勝だっただろうね。僕らのポジションでは、失うものはなにもないから、リスクを取る事ができるんだ」
「でもこういう時もある。フラストレーションが溜まるモノなのは確かだけど、これもレースだ。それに、ペースは一貫したものだったし、これからよりチャンスがあると思っている。一貫性を保てていれば、なにかしらのタイミングで活かせるからね」
ラティフィは2022年もウイリアムズから継続参戦することが決まっているが、こうして一貫性のある走りを続けていれば、今後はチャンスが増えてくるだろうと語っている。
「去年だってペースが良かったりする時期や瞬間はあったけど、それが常に予選だったり決勝だったりするわけじゃなかった。だから一貫性が重要なんだ」
「間違いなく、一貫性は自信をもたらしてくれる。過去のレースでは、自分の手には負えない様々な理由によって足を引っ張られていたからね」
「でもそうしたレースに参加してきたことも良かったと思う。そして話してきたように、自分の仕事をしっかりとチームとやり続ければ、こうした機会ももっとやってくるだろう。今回チャンスが来たんだから」
Read Also:
- アルボンの起用から“レッドブル・ウイリアムズ”は生まれない チームCEO「レッドブルは彼の個人スポンサー」
- ウイリアムズCEO、ラティフィの仕事ぶりに感銘「ラッセルとの差は、人々が考えるほど大きくない」
- アルボンのウイリアムズ入りにラッセルのサポートあり!「彼に何杯かビールを奢らなきゃ」
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 ミカ・ハッキネンが名門ロータスで過ごした2年間。彼の速さとチームの努力が苦境を救った
次の記事 ハミルトン優勝のカギはボッタス? メルセデス、「タイヤがどう機能しているかを見ることができた」
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Adam Cooper

アストンマーティン、今季もトップグループに復帰できたとチーム代表自信「メルセデスより前にいられたのは励みになる」
F1
F1
日本GP
2024/04/15
アストンマーティン、今季もトップグループに復帰できたとチーム代表自信「メルセデスより前にいられたのは励みになる」

鈴鹿で良いとこなしのアルピーヌ、その一因は“同士討ち”。ガスリーはアップデートには手応えも「できるだけ早く次のモノを投入しないと」
F1
F1
日本GP
2024/04/12
鈴鹿で良いとこなしのアルピーヌ、その一因は“同士討ち”。ガスリーはアップデートには手応えも「できるだけ早く次のモノを投入しないと」

F1参戦承認はまだだけど……アンドレッティ、イギリス・シルバーストンに新ファクトリーを正式オープン
F1
F1 2024/04/11
F1参戦承認はまだだけど……アンドレッティ、イギリス・シルバーストンに新ファクトリーを正式オープン

More from
ニコラス ラティフィ

ニコラス・ラティフィ、沈黙を破る。MBA取得を報告「人生でもっとも充実した時間だった」……次なるステップは?
F1
F1 11 ヵ月前
ニコラス・ラティフィ、沈黙を破る。MBA取得を報告「人生でもっとも充実した時間だった」……次なるステップは?

ニコラス・ラティフィ、F1の次はビジネスの世界を目指す。MBA学位取得のため、ロンドンのビジネス・スクールに入学「子供の頃から興味があった」
F1
F1 2023/07/19
ニコラス・ラティフィ、F1の次はビジネスの世界を目指す。MBA学位取得のため、ロンドンのビジネス・スクールに入学「子供の頃から興味があった」

ラティフィ、シート喪失が決まった後もフラストレーション軽減されず「残留できるかどうかに関係なく、うまく戦いたかったんだけど……」
F1
F1 2022/12/02
ラティフィ、シート喪失が決まった後もフラストレーション軽減されず「残留できるかどうかに関係なく、うまく戦いたかったんだけど……」

More from
ウイリアムズ

『ダンダダン』とコラボ中のウイリアムズ、TWICEツウィが公式テーマソングを担当へ! 日本のアニメとK-POPがF1の世界で融合
F1
F1
アゼルバイジャンGP
9 日前
『ダンダダン』とコラボ中のウイリアムズ、TWICEツウィが公式テーマソングを担当へ! 日本のアニメとK-POPがF1の世界で融合

今季初Q3進出のカルロス・サインツJr.、黄旗無視で痛恨の5グリッド降格ペナルティ。減速が不十分と判断
F1
F1
アゼルバイジャンGP
12 日前
今季初Q3進出のカルロス・サインツJr.、黄旗無視で痛恨の5グリッド降格ペナルティ。減速が不十分と判断

苦戦ウイリアムズ、バクーで“ほぼBスペック”マシン投入も「開幕時にあるべきだったモノ」とサインツ……失敗すれば誰かの首が飛ぶとの声も
F1
F1
アゼルバイジャンGP
13 日前
苦戦ウイリアムズ、バクーで“ほぼBスペック”マシン投入も「開幕時にあるべきだったモノ」とサインツ……失敗すれば誰かの首が飛ぶとの声も
最新ニュース

メルセデス、シンガポールGPで新旧パッケージを比較へ。アップデート不発の疑い払拭目指す
F1
F1 F1
シンガポールGP
7 分前
メルセデス、シンガポールGPで新旧パッケージを比較へ。アップデート不発の疑い払拭目指す

ラズガットリオグル、母国トルコのMotoGP復活に向け自ら動く「2028年にMotoGPを呼び戻せる可能性がある」
MotoGP
MGP MotoGP 1 時間前
ラズガットリオグル、母国トルコのMotoGP復活に向け自ら動く「2028年にMotoGPを呼び戻せる可能性がある」

インドネシアGPとの相性が最悪のマルク・マルケス、ドゥカティも苦戦を覚悟?「10点か12点失っても悪くはない」
MotoGP
MGP MotoGP
インドネシアGP
4 時間前
インドネシアGPとの相性が最悪のマルク・マルケス、ドゥカティも苦戦を覚悟?「10点か12点失っても悪くはない」

”俺たち”はレッドブルの判断を見習うべき? ルクレール「彼らが選択を外さない理由を理解しないと」
F1
F1 F1
バーレーンGP
4 時間前
”俺たち”はレッドブルの判断を見習うべき? ルクレール「彼らが選択を外さない理由を理解しないと」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録