トップ勢に食らいつく古豪ウイリアムズF1、今季絶好調だけど表彰台は遠い?「苦戦を強いられるレースもあるはず」
2025年シーズンのF1で中団グループから上位グループに食い込む活躍を見せるウイリアムズだが、現時点では表彰台を狙える位置にはいないと考えている。
2025年シーズンのF1序盤戦のサプライズは、名門ウイリアムズの躍進。熾烈な中団グループから頭ひとつ抜け出したパフォーマンスを発揮し、上位グループにも食らいつく活躍を見せ、トップ3フィニッシュへの機運も高まっている。しかしチームは謙虚な姿勢を貫いている。
アレクサンダー・アルボンとカルロス・サインツJr.のコンビは開幕6戦で37ポイントを獲得。既に2024年シーズンの17ポイントを余裕で上回った。特にアルボンは既に5位入賞を2度達成。2021年ベルギーGP以来の表彰台もさほど遠くないようにも思える。
しかしチーム代表を務めるジェームス・ボウルズは、そう考えていない。
「表彰台フィニッシュへの一歩は、現在地からはまだ遠い。後方から中団グループ前方へと踏み出したステップはかなりの困難を極め、まだ完全なモノではない」
ボウルズ代表は、ハースやレーシングブルズ、アルピーヌなどライバルとの中団グループ争いは非常に接近しているとして、それぞれのマシンに適したサーキットによっては劣勢に立たされる可能性を指摘した。
「我々に適したサーキットもあれば、苦戦を強いられるサーキットもあるだろう」
それでもボウルズ代表は、チームの進歩が励みになると続けた。
「ワールドクラスのドライバーがふたりいることを誇りに思う。そしてチームがこの2年、前進するためにあらゆる分野で進歩してきたことを誇りに思う」
F1タイトルへの野望
ボウルズ代表は今後のステップアップに対して楽観視していないものの、将来的な勝利の野望を隠していない。
「表彰台に上がるためにはどうすればいいのか? その後は、レースに勝つためにはどうしたらいいのか? そして最終的には、どうしたらチャンピオンになれるか? ということになる。どのステップも、前のステップと同じくらい難しい」とボウルズ代表は言う。
「私の経験から言うと、ひとつ解決すればいいというモノではない。何千、何万ものディティールを正しく理解し、それぞれの分野で小さな改善を積み重ねていくことだ。単に風洞でより良いマシンを開発することではないのだ」
またボウルズ代表は、結果を出すことのできるマシンはあらゆるパーツが相互に作用しあって初めて完成すると説明した。
「車両ダイナミクスが空力ダイナミクスとどのように連携し、それらがタイヤ、冷却システム、車両の制御システムとどのように噛み合うかが重要だ。我々はあらゆる部分を次のレベルに持っていかなければならない」
目の前にそびえる壁は高いものの、ボウルズ代表は挑戦を楽しんでいるという。
「私はこの挑戦を楽しんでいるし、楽しみにしている。この2年間で、このチームが信じられないような成長を遂げるのを私は既に見てきた。そしてチームはまだ未完成だ」
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