ウイリアムズ一家の退任後初の人事。臨時チーム代表にサイモン・ロバーツを指名
ウイリアムズF1チームはイタリアGPを最後にウイリアムズ一家が関与を終えた。そしてチームは今後の移行期間の臨時代表としてサイモン・ロバーツを指名した。
写真:: Williams
F1第8戦イタリアGPはウイリアムズ一家がF1チーム運営に関わる最後のレースとなった。ドリルトン・キャピタルによるチームの買収が完了し、ウイリアムズ一家が身を引くことで、チームは新たな道を歩むこととなった。
これまでチームを実質的に率いてきたクレア・ウイリアムズ元副代表はドリルトン・キャピタル側から慰留を受けたものの「自身がチームを離れることが正しい決断と感じた」と語っていた。
9月11日からはムジェロ・サーキットでトスカーナGPが開催されるが、クレア・ウイリアムズ元副代表は今後数週間の移行期間にサポートをしていくと説明している。
そして今月8日、ウイリアムズは臨時のチーム代表として、マネージングディレクターを努めているサイモン・ロバーツを指名したことを発表した。
ロバーツは今年のはじめにウイリアムズへ加入。以前はマクラーレンで長くオペレーションチーフを努めていた人物だ。
今回の発表に際し、ロバーツは次のようにコメントを寄せた。
「この移行期間中、ウイリアムズの臨時チーム代表となったことを発表でき嬉しく思う」
「これはチームにとってエキサイティングな時間であり、ウイリアムズにとっては新たな時代だ。私がその一翼を担えることに興奮している。チームをグリッドの先頭に戻していく挑戦を楽しみにしている」
ロバーツの指名はドリルトン・キャピタルによる買収以来、チームの上級管理職で初の変更となった。またCEOのマイク・オドリスコルも同日に退任の意向を発表している。
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